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ORA-09922: プロセスを起動できません - バックグラウンド・ログ・ディレクトリが正しく作成されていません
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原因: バックグラウンド・プロセスのトレース・ファイルが入るディレクトリが正しく作成されていないため、Oracleがバックグラウンド・プロセスを起動できませんでした。
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処置: 初期化パラメータBACKGROUND_DUMP_DESTに指定されたディレクトリを調べてください。次の条件をすべて満たしているかどうかを確認してください。
1. ディレクトリが存在する。
2. その名前が、ファイルではなくディレクトリを参照している。
3. Oracleユーザーがそのディレクトリにアクセスし、書き込むことができる。
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ORA-09923: プロセスを起動できません - ユーザー・ログ・ディレクトリが正しく作成されていません
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原因: 専用サーバー・プロセスのトレース・ファイルが入るディレクトリが正しく作成されていないため、Oracleがバックグラウンド・プロセスを起動できませんでした。
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処置: 初期化パラメータUSER_DUMP_DESTに指定されたディレクトリを調べてください。次の条件をすべて満たしているかどうかを確認してください。
1. ディレクトリが存在する。
2. その名前が、ファイルではなくディレクトリを参照している。
3. Oracleユーザーがそのディレクトリにアクセスし、書き込むことができる。
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ORA-09924: プロセスを起動できません - コア・ダンプ・ディレクトリが正しく作成されていません
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原因: 例外イベントでOracleプロセスによって生成されるコア・ダンプが入るディレクトリが正しく作成されていないため、Oracleがバックグラウンド・プロセスを起動できませんでした。
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処置: 初期化パラメータCORE_DUMP_DESTに指定されたディレクトリを調べてください。次の条件をすべて満たしているかどうかを確認してください。
1. ディレクトリが存在する。
2. その名前が、ファイルではなくディレクトリを参照している。
3. Oracleユーザーがそのディレクトリにアクセスし、書き込むことができる。
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ORA-12004: REFRESH FASTはマテリアライズド・ビュー"string"."string"に使用できません。
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原因: マテリアライズド・ビュー・ログが存在しないか、使用できません。また、PCTリフレッシュもマテリアライズド・ビューに対して使用可能になっていません。
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処置: 表全体を再インスタンス化するREFRESHのみを使用してください。マテリアライズド・ビュー・ログが存在し、マテリアライズド・ビューがマテリアライズド・ビュー・ログを使用できる形式であるか、特定の変更が加えられた後にPCTリフレッシュを実行できる場合、マテリアライズド・ビューが次回リフレッシュされるときからREFRESH FASTが使用できます。
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ORA-12008: マテリアライズド・ビューのリフレッシュ・パスでエラーが発生しました。
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原因: 表SNAP$_<mview_name>が、ビューMVIEW$_<mview_name>から行を読み込みました。このビューは、マスター表のビューです(マスターはリモート・サイトにある可能性があります)。このパスになんらかのエラーがあると、リフレッシュ時にエラーが発生します。高速リフレッシュでは、表<master_owner>.MLOG$_<master>も参照されます。
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処置: スタック上のその他のメッセージを参照して、問題を解決してください。オブジェクトSNAP$_<mview_name>,、MVIEW$_<mview_name>、<mowner>.<master>@<dblink>、<mowner>.MLOG$_<master>@<dblink>が存在することを確認してください。
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ORA-12030: 高速リフレッシュ・マテリアライズド・ビューを作成できません。
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原因: マテリアライズド・ビュー・ログが存在しないか、または高速リフレッシュを実行するためにマテリアライズド・ビューが必要とする情報が記録されていません。
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処置: マテリアライズド・ビュー・ログが存在し、必要な情報が記録されていることを確認してください。
ROWIDマテリアライズド・ビューでは、マスター表のROWIDが記録されている必要があります。
主キー・マテリアライズド・ビューでは、マスター表の主キー列が記録されている必要があります。
副問合せマテリアライズド・ビューでは、フィルタ列、主キーおよびROWIDの値がすべて記録されている必要があります。
オブジェクト・マテリアライズド・ビューでは、オブジェクトIDが記録されている必要があります。
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ORA-12036: 更新可能なマテリアライズド・ビュー・ログが空ではありません。マテリアライズド・ビューをリフレッシュしてください。
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原因: 更新可能なマテリアライズド・ビュー・ログが、空ではありませんでした。更新可能なROWIDマテリアライズド・ビューが主キー・マテリアライズド・ビューに変更される前に、更新可能なマテリアライズド・ビュー・ログを空にする必要があります。
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処置: マテリアライズド・ビューのリフレッシュによって、更新可能なマテリアライズド・ビュー・ログが空になっていることを確認してから、更新可能なROWIDマテリアライズド・ビューを主キー・マテリアライズド・ビューに変換してください。
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ORA-12056: REFRESHメソッドが無効です。
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原因: NEVER REFRESHオプションは、次の条件では使用できません。
* マテリアライズド・ビューが更新可能です。
* マテリアライズド・ビューがON COMMITをリフレッシュしています。
* 自動リフレッシュ・オプションが指定されています。
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処置: 更新可能なマテリアライズド・ビューに対しては、REFRESH FORCE、REFRESH FASTまたはREFRESH COMPLETEを使用してSQLコマンドを再発行してください。読込み専用マテリアライズド・ビューに対しては、ON DEMANDを使用してSQLコマンドを再発行してください。
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ORA-12066: CREATE MATERIALIZED VIEWコマンドが無効です。
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原因: レプリケーションAPIは、次に示すマテリアライズド・ビューのオプションおよび型をサポートしません。
o ROWIDマテリアライズド・ビュー
o REFRESH ON COMMIT
o ON PREBUILT TABLE
o BUILD DEFERRED
o NEVER REFRESH
o ENABLE QUERY REWRITE
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処置: REFRESH WITH PRIMARY KEYを使用してPRIMARY KEYマテリアライズド・ビューを作成するか、無効なオプションを削除してください。または、その両方を行ってください。
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ORA-12079: マテリアライズド・ビュー・オプションでは、COMPATIBLEパラメータをstring以上に設定する必要があります。
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原因: 次のマテリアライズド・ビューのオプションには、8.1以上の互換性設定が必要です。
o ON COMMIT
o ON PREBUILT TABLE
o BUILD DEFERRED
o NEVER REFRESH
o ENABLE QUERY REWRITE次のマテリアライズド・ビューのオプションには、8.2以上の互換性設定が必要です。
o ユーザー定義型を使用したマテリアライズド・ビュー次のマテリアライズド・ビューのオプションには、9.2以上の互換性設定が必要です。
o インライン・ビューまたは名前付きビューに含まれていない集合演算子を使用したマテリアライズド・ビュー(クエリー・リライト可能)次のマテリアライズド・ビューのオプションには、10.0以上の互換性設定が必要です。
o TRUSTED CONSTRAINTSを使用してリフレッシュできるマテリアライズド・ビュー
o 列の別名を含むSELECT句を使用したマテリアライズド・ビューまた、互換性モードを10.0以上に設定した場合に限って、ALTER MATERIALIZED VIEW LOGオプションを使用して順序番号を追加できます。
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処置: 停止してから適切な互換性設定で再起動してください。