URLリンク:http://www.atmarkit.co.jp/im/cbp/special/wkshare/01.html
抜書き
ワークシェアリングとは
「1人の働き手が実施している仕事を、2人以上の働き手が分担し、延べの労働時間(稼働時間)としては、ほぼ同程度で実施すること」と、ここでは定義します。
段取りの視点でワークシェアリングのメリットを見る
通常、1つの仕事を開始するには段取りが必要です。ケース1からケース2のような分業体制に移行すると段取り時間が短縮されるというものです。例えば、仕事2はネクタイを締めてするが、仕事3は作業着を着てする場合、着替えの時間が段取り時間となります。
続いて、「欠勤対応」を考えてみましょう。担当者の病気や不慮の事故による欠勤への対応のしやすさという点では、ケース1よりもケース3でメリットが大きいことが分ります。
最後に「競争環境」について考えてみましょう。この点は見落とされがちですが、生産性を考えるときは大切な視点です。同じ仕事を複数の人がやると比較することが容易になるため、競争環境が生まれやすくなります。この視点ではケース3でメリットが生じます。
この「段取り」と「欠勤対応」、「競争環境」を含めて考えると、ワークシェアリングにメリット(効率向上)があることが分ってきたと思います。
ワークシェアリングの導入方法
1・現状の業務プロセスを理解する
2・無駄な仕事を減らす
最もシンプルでかつ効き目のある改善方法は、「無駄な仕事をやめる」ことです。具体的には次の2つのアプローチが有効です。
まず、業務プロセス上で作成されている資料や帳票類を業務フローチャートから探し出し、それらの資料類を誰が参照しているのかを確認し、参照してい る人に直接、「この資料や帳票がなくなったら困るか?」を聞くことです。「困らない」「困るかどうか不明(分からない)」という返答を得たらならば、その 資料類の作成をやめるべきです。このように無駄な資料類の作成自体をやめることが1つ目のアプローチです。
2つ目のアプローチは、イレギュラー処理の廃止を考えることです。
3・ワークシェアリングできる仕事を探す・作る
4・業務マニュアルを作る
5・指標を設定して遂行状態を測る