第1章 ビッグデータとデータの活用

ビッグデータとは、今までは活用するのが難しいと考えられていたデータを指すと考えればよいでしょう。

ビッグデータを活用するための技術
1、大量データの検索を高速化するための技術
技術　
インメモリデータベース　従来はディスクアクセスが必要だった部分について、メモリ上だけで完結するように改良し、高速化したもの。　EG：SAP　HANA　；Oracle　TimesTen　；　H2　Database；

列指向データベース　データを列単位に管理することで検索性能を向上させたもの。特に項目数の多いテーブルについて、威力を発揮する。EG：Sybase　IQ；　Apache　HBase；　Apache　Cassandra；

超並列データベース　シェアードナッシングと呼ばれる方式を採用したデータベース。複数のコンピューターで並列に検索を実行することで、高速化を実現する。コンピュータの台数を増やすと容量や性能ともに向上する点が特徴。EG：Teradata；　Netezza；　Greenplum　DB；

ハイブリッド型データベース　　従来のリレーショナルデータベースの利点を生かしつつ、インメモリデータベースや列指向データベース、超並列データベースの技術を取り入れることで高速化したもの。EG：Oracle　Exadata；