チャージバックとは
クレジットカード会社の求めに応じて、国際クレジットカード会社が問題のあった取引について調査し、問題があればカード代金の返還を加盟店である業者に求める国際クレジットカードの独自の制度。VISA、マスターなどはチャージバックできる理由などを定めている。
例:
国民生活センターは、クレジットカード会社に対して相談者からの苦情を受けて2ヵ月も経ってからチャージバックを行った点を指摘した。
クレジットカード会社は「インターネットを通じてポルノ画像の閲覧サービスを行っている業者のなかには悪質なものも多く、一方的に契約の成立を主張するといったトラブルが起きやすい。しかし、一方でクレジットカード番号を入力した相談者にも責任はあると思う。現在、チャージバックを行い、国際クレジットカード会社が調査しているので、当該業者からこれ以上請求されることはないと思うが、当社が国際クレジット会社を通じてすでに当該業者に支払い済みの3ヵ月分の会費(日本円で約8,000円)については、ぜひ払ってほしい」と主張した。
また消費者の苦情を受けてから2ヵ月も経ってからチャージバックを行ったことについては何の説明もなかった。そして国民生活センターは苦情申し出後も会費を請求することは不当ではないかと指摘したが、クレジットカード会社はそれに応じず、交渉は不調に終わった。