ADO.NETとODP.NET

ADO.NET：.NET Framework のプログラミングでデータ アクセス サービスを使用できるようにするためのクラスの集合です。ADO.NET は、分散型データ共有アプリケーションを作成する、さまざまなコンポーネントのセットを提供します。ADO.NET は .NET Framework の不可欠な部分であり、リレーショナル データ、XML データ、およびアプリケーション データへのアクセス機能を提供します。ADO.NET は、アプリケーション、ツール、言語、またはインターネット ブラウザが使用するフロントエンド データベース クライアントや中間層ビジネス オブジェクトの作成を含む、各種の開発ニーズをサポートします。

.NET Framework Data Provider for Oracle を使用するには、アプリケーションで以下のように System.Data.OracleClient 名前空間を参照する必要があります。

※ADO.NET是给.NET Framework 提供访问各种数据的一个类集合，其中集合中的System.Data.OracleClient 类是专门访问Oracle的。

 

ODP.NET：Oracle Data Provider for .NET 。Oracle为 .NET访问Oracle的一个组件。

 

Microsoft .NET Framework 1.1 Data Provider for Oracle および Oracle Data Provider for .NET (ODP.NET) 9i は、どちらも無償で利用でき、多数の類似機能を備えています。この 2 つのプロバイダでは、対応するクラスのほとんどが同じ名前を持ち、同じ .NET Framework インターフェイスを実装するため、どちらのプロバイダを使用してアプリケーションを開発しても、違いはほとんどありません。ただし、中には重要な違いもあります。

たとえば、ODP.NET データ型は、より厳密にネイティブな Oracle 型に対応しています。ODP.NET はまた、LOB、Timestamps、REF CURSOR、Oracle XML などの複雑なデータ型に使用できるヘルパー メソッドを、Microsoft プロバイダより多く備えています。このようなデータ型を頻繁に使用する場合は、これらの相違がソフトウェア開発の助けとなる場合もありますが、通常は、Microsoft プロバイダを使用しても、同じタスクを遂行できます。ODP.NET は、データベース接続、情報メッセージとエラーの詳細、配列バインド、PL/SQL 結合配列、透過的アプリケーション フェールオーバー (TAF)、およびグローバリゼーションに関しても、Microsoft プロバイダにはない機能を備えています。

Microsoft プロバイダは、より密接に Visual Studio .NET IDE に統合されているため、接続、コマンド、およびデータ アダプタ用のコード生成ウィザードを利用することが可能です。これは現在、ODP.NET では利用できません。Microsoft プロバイダはまた、.NET Framework バージョン 1.1 以降の一部としてインストールされるため、配布も容易です。Microsoft プロバイダは、Oracle クライアント バージョン 8.1.7 以降で使用できますが、ODP.NET を使用するには、Oracle クライアント バージョン 9.2 以降が必要です。

 

 

ODP.Netのダウンロードサイト：http://www.oracle.com/technology/global/jp/software/tech/windows/odpnet/index.html