水霧けいと - 嘘つきと傷あと

歌：翠下弓那(CV：水霧けいと）
作曲：四十万行道 編曲：Ryunex 作詞：砂守岳央

一人の夜におびえて
よびだすアドレス　つながらない呼出(コール)
あなたの幻が笑う
手を伸ばしてもとどかないその頬

こぼれたいつものためいきが
かわいたあなたの唇と
一瞬(ひととき)かさなる偶然を
バカな私だけ運命だと信じた

駆けだした先が嵐でもかまわない
かなわぬ想いならせめてそばにいたいよ
夢ばかりみてたあの日には戻れない
いつわり切り裂いてあなたが痛みくれたから

思わず書いた「会いたい」
決して来ないのに待っている返事(リプライ)
あなたの幻と踊る
抱きよせられたら傷あとうずいた

みんなに隠し机の下
つないだ指先ささやいた
「二人なら永遠が見える」
だから私を連れていってよどこまでも

吹きすさぶ風にやぶれても痛くない
強がりを言ったらなぜかあなたは笑った
どこかにいるだれかの代わりでも憎めない
とらわれる弱さをむしろいとしいとさえ思う

すこしゆがんだ鏡の中
誰かが愛してと泣いていた
気がついていたのはあなただけ
バカでやさしくて嘘つきのあなただけ
…それだけ

駆けだした先が嵐でもかまわない
あなたが泣くのならいつもそばにいたいよ
夢ばかりみてたあの日には戻らない
いつわり切り裂いてあなたがくれた傷あと

吹きすさぶ風にやぶれても痛くない
強がりを言うほどなぜかあなたがいとしい
どこかにいるだれかの代わりでも憎まない
囚われる弱さは私にもあるから

夢ばかり見てたあの日から変わらない
駆けだした先できっとあなたは笑うよ
どこかにいるだれかの代わりにはなりたくない
弱さに囚われても駆けていく夢の先へ