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ORA-12500: TNS: リスナーが専用サーバー・プロセスの起動に失敗しました。
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原因: 専用サーバー・プロセスの起動に失敗しました。実行可能なものが検索できないか、環境が誤って設定された可能性があります。
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処置: ADMINレベルでトレースをオンにして、操作を再実行してください。Oracleサーバーの実行可能プログラムがあり、実行権限が与えられているかどうかを確認してください。ORACLE環境が、LISTENER.ORA内に正しく設定されていることを確認してください。コールされているOracleプロトコル・アダプタは、ローカル・ハード・ドライブ上にインストールされていない可能性があります。正しいプロトコル・アダプタが正常にリンクされているかどうかを確認してください。エラーが繰り返される場合は、オラクル社カスタマ・サポート・センターに連絡してください。
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ORA-12505: TNS: リスナーは接続記述子で指定されたSIDを現在認識していません
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原因: データベースまたは他のサービスとの接続を確立する要求を、リスナーが受信しました。リスナーが受信した接続記述子では、リスナーに動的に登録されていないか、リスナーに対して静的に構成されていないインスタンス(通常はデータベース・インスタンス)のSIDが指定されていました。これは一時的な状況である可能性があります。たとえば、リスナーが起動してからデータベース・インスタンスがリスナーに登録されるまでの間などです。
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処置:
- 少し待って、もう一度接続してください。
- lsnrctl services <listener name>を実行して、リスナーで現在認識されているインスタンスを確認してください。
- 接続記述子のSIDパラメータで、リスナーに認識されるインスタンスが指定されていることを確認してください。
- listener.logファイルにイベントがあるか確認してください。
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ORA-12514: TNS: リスナーは接続記述子で要求されたサービスを現在認識していません
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原因: データベースまたは他のサービスとの接続を確立する要求を、リスナーが受信しました。リスナーが受信した接続記述子では、リスナーに動的に登録されていないか、リスナーに対して静的に構成されていないサービス(通常はデータベース・サービス)のサービス名が指定されていました。これは一時的な状況である可能性があります。たとえば、リスナーが起動してからデータベース・インスタンスがリスナーに登録されるまでの間などです。
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処置:
- 少し待って、もう一度接続してください。
- lsnrctl services <listener name>を実行して、リスナーで現在認識されているサービスを確認してください。
- 使用するネット・サービス名の接続記述子のSERVICE_NAMEパラメータで、リスナーに認識されるサービスが指定されていることを確認してください。
- 簡易接続ネーミングの接続識別子を使用した場合は、指定したサービス名がリスナーに認識されるサービスであることを確認してください。
- listener.logファイルにイベントがあるか確認してください。
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ORA-12521: TNS: リスナーは接続記述子で要求されたインスタンスを現在認識していません
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原因: データベースまたは他のサービスとの接続を確立する要求を、リスナーが受信しました。リスナーが受信した接続記述子では、サービス名に加えて、リスナーに動的に登録されていないか、リスナーに対して静的に構成されていないインスタンス(通常はデータベース・インスタンス)のインスタンス名が指定されていました。これは一時的な状況である可能性があります。たとえば、リスナーが起動してからデータベース・インスタンスがリスナーに登録されるまでの間などです。
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処置:
- 少し待って、もう一度接続してください。
- lsnrctl services <listener name>を実行して、リスナーで現在認識されているインスタンスを確認してください。
- 接続記述子のINSTANCE_NAMEパラメータで、リスナーに認識されるインスタンス名が指定されていることを確認してください。
- listener.logファイルにイベントがあるか確認してください。
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ORA-12522: TNS: リスナーは指定されたINSTANCE_ROLEを持つ使用可能なインスタンスを検出できませんでした
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原因: リスナーに登録されたデータベース・インスタンスが、使用可能および適切ではありません。データベース・インスタンスは、接続記述子で指定されたSERVICE_NAMEによって識別されるサービスの一部であり、指定されたINSTANCE_ROLE(および指定されている場合はINSTANCE_NAME)を持つ必要があります。
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処置: 指定したINSTANCE_ROLEが正しいかどうかを確認してください。lsnrctl servicesを実行し、インスタンスがリスナーに登録され、適切なハンドラが接続の受入れが可能であることを確認してください。
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ORA-12525: TNS:リスナーは、クライアントの要求を許容時間内に受信しませんでした
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原因: クライアントが必要な接続情報を許容時間内に提供できなかったため、リスナーはクライアントを切断しました。ネットワークまたはシステムの遅延が原因の可能性があります。または、不当なクライアントがリスナーでDoS攻撃しようとしていることを示しています。
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処置: ネットワークまたはシステムの遅延が原因でエラーが発生した場合は、INBOUND_CONNECT_TIMEOUTを再構成して値を大きくしてください。不当なクライアントが原因と考えられる場合は、listener.logのアドレスを使用してソースを特定し、アクセスを制限します。トレースをオンにして詳細を調べてください。
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ORA-12533: TNS: ADDRESSパラメータが無効です
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原因: 無効なプロトコル・アダプタ・パラメータが指定されました。このエラーは、プロトコルのトランスポートと接続できない場合に戻されます。
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処置: 指定されたプロトコルを使用して、接続先に接続できるかどうかを確認してください。TNSNAMES.ORAのADDRESSセクション内のパラメータを確認してください。有効なADDRESSパラメータの形式は、ご使用のプラットフォームのオペレーティング・システムに固有のOracleマニュアルを参照してください。トランスポート・レイヤー(DECnet オブジェクト名など)で名前を解決するプロトコルが適切に構成されていなかったり、名前の綴りが誤っている場合、このエラーが発生しやすくなります。
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ORA-12688: ログインに失敗しました: SecurIDサーバーが新規PINコードを拒否しました。
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原因: SecurIDサーバーがPINコードを拒否する場合、次の原因が考えられます。
- ユーザーに自分のPINコードを構成する権限がありません。
- PINコードが長すぎるか短かすぎます。有効なPINコードの構成は4~8文字です。
- PINコードに英数字以外の文字が含まれています。
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処置: 操作を再実行して、これらの要件を満たすPINコードを使用しているかどうかを確認してください。エラーが繰り返される場合は、接続のOracleデータベース側のトレースをオンにし、トレース・ファイルでエラーの原因を調べてください。