ORA-00000~ORA-00830
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ORA-00038: セッションを作成できません: サーバー・グループは別のユーザーに所属しています。
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原因: 別のユーザーが所有しているサーバー・グループで、移行不可なセッションを作成しようとしました。
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処置: サーバー・グループは、移行不可モードでサーバー・グループのサーバーにログインする最初のユーザーによって所有されます。サーバー・グループを所有するユーザーが、後続のすべての移行不可モードのログインを行う必要があります。移行不可モードで別のユーザーにログインさせるには、サーバー・グループの所有権の変更が必要です。所有権を変更するには、すべての現行のセッションをログオフし、サーバー・グループのすべての既存サーバーから切断した後、新しいユーザーでログインしてください。
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ORA-00155: グローバル・トランザクション以外では作業を実行できません。
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原因: アプリケーションが、グローバル・トランザクション以外であるときに、リリース7.3のOracleデータベースまたはOracle8データベースの作業を、ローカル・トランザクションが使用不可の状態で実行しようとしました。
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処置: そのアプリケーションがリリース7.3のOracleデータベースに接続されているかどうかを確認してください。リソース・マネージャがリリース7.3のOracleデータベースの場合、AX_REGコールに対してトランザクション・モニターからNULL XIDを戻すことはできません。アプリケーションがOracle8データベースに接続している場合、xa_open文字列にnolocal=fを設定するか、または作業の前にグローバル・トランザクションを起動してください。
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ORA-00216: 8.0.2の制御ファイルは、移行用にサイズ変更できません。
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原因: リリース8.0.2で作成された制御ファイル内のレコードが欠けています。これより新しいリリースを実行しようとするとき、制御ファイルのサイズを変更することによって欠けているレコードが自動的に追加されます。しかし、このサイズ変更に失敗しました。
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処置: サイズ変更に失敗した原因を、アラート・ログで調べてください。制御ファイルに領域を追加して解決される場合は、追加してください。解決しなければ、トレース・ファイルにダンプされたCREATE CONTROLFILEスクリプトを使用して新しい制御ファイルを作成してください。
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ORA-00217: 9.0.1の制御ファイルは、移行用にサイズ変更できません
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原因: リリース9.0.1で作成された制御ファイル内のレコードが欠けています。これより新しいリリースを実行しようとするとき、制御ファイルのサイズを変更することによって欠けているレコードが自動的に追加されます。しかし、このサイズ変更に失敗しました。
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処置: サイズ変更に失敗した原因を、アラート・ログで調べてください。制御ファイルに領域を追加して解決される場合は、追加してください。解決しなければ、トレース・ファイルにダンプされたCREATE CONTROLFILEスクリプトを使用して新しい制御ファイルを作成してください。
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ORA-00218: ブロック・サイズstring(制御ファイル'string')がDB_BLOCK_SIZE(string)と一致しません
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原因: 制御ファイル・ヘッダーに格納されたブロック・サイズが、初期化パラメータDB_BLOCK_SIZEの値と異なります。これは、DB_BLOCK_SIZEが誤って設定されたか、制御ファイルが破損してしまったか、または別のデータベースに属している可能性があります。
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処置: 破損していない制御ファイルのコピーをリストアしてください。制御ファイルが破損していないことが判明している場合は、DB_BLOCK_SIZEを制御ファイル・ヘッダーのブロック・サイズと同じ値に設定してください。
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ORA-00219: 必要な制御ファイル・サイズstringが、最大許容サイズstringを超えています
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原因: CREATE DATABASE、CREATE CONTROLFILE、cfileCalcSizeListまたはcfileCalcSizeArrayが、最大許容値を超える制御ファイル・サイズ(ブロック単位)を必要とするパラメータの組合せを指定して実行されました。
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処置: CREATE DATABASEまたはCREATE CONTROLFILEの場合、MAXDATAFILES句、MAXLOGFILES句、MAXLOGMEMBERS句、MAXLOGHISTORY句およびMAXINSTANCES句の別の組合せを使用してください。cfileCalcSizeList()またはcfileCalcSizeArray()の場合、レコード単位でカウントされる別の組合せを使用してください。
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ORA-00223: 変換ファイルが無効またはバージョンが正しくありません。
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原因: Oracle7からOracle8への変換ファイルが、無効なデータを含んでいるか、または別のバージョンの移行ユーティリティによって作成されました。このエラーは、ALTER DATABASE CONVERTコマンドの発行時に、誤ったORACLE_HOME環境変数を指定した場合にも発生します。
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処置: 正しいバージョンの変換ファイルを使用するか、または移行ユーティリティで変換ファイルを再生成してください。移行ユーティリティが実行可能なOracle8 RDBMSと同じバージョンであることと、環境変数ORACLE_HOMEが正しく設定されていることを確認してください。
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ORA-00296: RECOVER DATAFILE LISTで指定できる最大ファイル数(string)を超えています
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原因: RECOVER DATAFILE LISTコマンドが、DB_FILES初期化パラメータで許可されるファイルより多くのデータファイルを指定しました。Recovery Managerでリカバリを実行し、DB_FILES初期化パラメータでインスタンスが開始されているとき、このエラーは発生します。ここでこの初期化パラメータに、ユーザーのRECOVERコマンドを実行するためにRecovery Managerがリカバリする必要があるデータファイルより少ないデータファイルを指定しています。
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処置: DB_FILESの値を大きくして、インスタンスを再起動してください。
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ORA-00297: RECOVER DATAFILE STARTの前にRECOVER DATAFILE LISTの指定が必要です。
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原因: RECOVER DATAFILE STARTコマンドが発行されましたが、RECOVER DATAFILE LISTコマンドが発行されませんでした。Recovery Managerは常にRECOVER DATAFILE STARTの前にRECOVER DATAFILE LISTを発行するため、Recovery Managerでリカバリを実行するときのみ、このエラーが発生します。これは、Recovery Managerの内部エラーです。
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処置: オラクル社カスタマ・サポート・センターに連絡してください。
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ORA-00338: ログstring(スレッドstring)は制御ファイルよりも新しいものです。
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原因: ログ・ファイル内の制御ファイル変更順序番号は、制御ファイル内の番号より大きくなっています。これは、誤った制御ファイルが使用されていることを示しています。このエラーが繰り返されると、実際の問題を修正しなくてもエラーが発生しなくなることに注意してください。データベースをオープンしようとするたびに、制御ファイル変更順序番号は十分な大きさになるまで更新されます。
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処置: 現行の制御ファイルを使用するか、BACKUP CONTROLFILE RECOVERYを実行して制御ファイルを現行にしてください。BACKUP CONTROLFILE RECOVERYの実行に関するすべての制限事項に従ってください。
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ORA-00380: DB_stringK_CACHE_SIZEを指定できません。stringKは標準ブロック・サイズです。
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原因: このデータベースの標準ブロック・サイズはn KBですが、パラメータdb_nk_cache_size(nは、2、4、8、16、32のいずれか)が指定されています。これは不正です。
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処置: db_cache_size(DEFAULTプール)(および、追加のバッファ・プールが必要な場合はdb_recycle_cache_size、db_keep_cache_size)を使用して、標準ブロック・サイズのキャッシュを指定します。標準ブロック・サイズに対応するdb_nk_cache_sizeパラメータは、使用しないでください。
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ORA-00381: バッファ・キャッシュ・サイズの指定に新旧どちらのパラメータも使用できません。
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原因: db_cache_size、db_recycle_cache_size、db_keep_cache_size、db_nk_cache_size(nは、2、4、8、16、32のいずれか)、db_cache_adviceから1つ以上と、db_block_buffers、buffer_pool_keep、buffer_pool_recycleから1つ以上を指定しました。これは不正です。
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処置: リリース8.2より前のパラメータか、新しいパラメータのいずれかを使用してください。両方は指定しないでください。パラメータ・ファイルに以前のSIZEパラメータが指定されている場合は、それらを新しいパラメータに置換することをお薦めします。新しいパラメータでは、ブロック・サイズを追加した場合、追加のキャッシュを動的に変更し、構成できます。キャッシュ・アドバイザは、新しいキャッシュ・パラメータでのみ使用可能です。
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ORA-00828: 指定したshared_pool_reserved_sizeの値は、内部設定と矛盾しています
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原因: sga_targetが設定されている場合は、shared_pool_reserved_sizeを指定した値に設定できません。指定した値が小さすぎるか、共有プールの現在の内部サイズに対して大きすぎます。 詳細はアラート・ログに記録されています。
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処置: 可能であれば、sga_targetが設定されていてshared_pool_sizeが設定されていない場合は、shared_pool_reserved_sizeを設定しないでください。 共有プールの現在の内部サイズおよびshared_pool_reserved_sizeの値の有効範囲についての情報は、アラート・ログを確認してください。