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ORA-01507: データベースがマウントされていません。
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原因: データベースのマウントを必要とするコマンドを実行しようとしました。
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処置: SQLDBA起動コマンドを介してALTER DATABASE文を使用する場合は、MOUNTオプションを指定して起動してください。ALTER DATABASE DISMOUNTを直接実行する場合は、特に何も行う必要はありません。それ以外の場合は、ALTER DATABASEに対してMOUNTオプションを指定してください。バックアップまたはコピーを実行している場合は、まず、必要なデータベースをマウントしてください。FLASHBACK DATABASEを実行している場合は、まず、必要なデータベースをマウントしてください。
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ORA-01516: ログ・ファイル、データファイルまたはテンポラリ・ファイル"string"は存在しません
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原因: ALTER DATABASE文を使用して、ログ・ファイル、データファイル、テンポラリ・ファイルのいずれかの名前を変更しようとしたか、データファイルまたはテンポラリ・ファイルの属性を変更しようとした(サイズ変更、自動拡張、オンライン/オフラインの切替えなど)か、あるいはデータファイルを再作成しようとしました。指定されたファイルがデータベースの制御ファイルに認識されていないか、またはその要求に対してサポートされない型であるため、失敗しました。
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処置: 正しい型の既存ファイルの名前または数値を指定してください。使用可能なファイルのリストについては、V$表を確認してください。
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ORA-01545: 指定したロールバック・セグメント'string'は使用できません
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原因: 次のいずれかです。1) 起動中に使用不可能なロールバック・セグメントをオンラインにしようとしました。たとえば、ロールバック・セグメントがオフラインの表領域にあるような場合です。2) すでにオンラインのロールバック・セグメントをオンラインにしようとしました。これは、初期化パラメータ・ファイルのROLLBACK_SEGMENTSパラメータ中で、そのロールバック・セグメントが2回指定されたか、または他のインスタンスによってすでにオンラインになっているためです。3) 現在オンラインになっているロールバック・セグメントを削除しようとしました。4) UNLIMITEDエクステントを使用して、現在オンラインになっているロールバック・セグメントを変更しようとしました。5) 破損したロールバック・セグメントをオンラインにしようとしました。これは、そのロールバックが初期化パラメータ・ファイルの_corrupted_rollback_segmentsパラメータで指定されているためです。
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処置: 次のいずれかを実行してください。1) 指定したロールバック・セグメントを使用可能にしてください。たとえば、オフラインの表領域をオンラインにしてください。2) 名前が重複しているとき、または他のインスタンスがそのロールバック・セグメントをすでに取得しているときは、その名前をパラメータROLLBACK_SEGMENTSから削除してください。3) まず、ロールバック・セグメントをオフラインにしてください。これを行うには、アクティブなトランザクションが終了するまで待つ必要がある場合があります。ロールバック・セグメントをリカバリする必要がある場合は、どのエラーが原因でトランザクションのロールバックが停止しているかを調べて、適切な処置を行ってください。4) 3と同じです。5) _CORRUPTED_ROLLBACK_SEGMENTSパラメータからこの名前を削除してください。
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ORA-01547: 警告: RECOVERは成功しましたがOPEN RESETLOGSが次のエラーを受け取りました。
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原因: 不完全リカバリ・オプションのうちの1つであるメディア・リカバリが、エラーなしで終了しました。ただし、現時点でALTER DATABASE OPEN RESETLOGSコマンドを実行しようとすると指定のエラーで失敗します。不完全リカバリを実行する前に、十分に古いバックアップから1つ以上のデータファイルのリストアを忘れたために、エラーが発生した可能性があります。
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処置: 別のデータファイルのバックアップ、別の制御ファイル、または別の停止基準を使用して、不完全メディア・リカバリを再実行してください。
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ORA-01552: SYSTEM表領域でない表領域'string'にシステム・ロールバック・セグメントは使用できません
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原因: SYSTEM表領域でない表領域に関係する操作に、システム・ロールバック・セグメントを使用しようとしました。これがクローン・データベースである場合、SYSTEM表領域外でデータを変更しようとすると、このエラーが発生します。クローン・データベース内では、SYSTEMロールバック・セグメントのみオンラインにできます。
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処置: プライベートまたはパブリック・セグメントを1つ以上作成し、一度停止してから再起動してください。プライベート・ロールバック・セグメントを取得するために、INIT.ORAパラメータrollback_segmentsの変更が必要になることがあります。これが表領域のPoint-in-Timeリカバリ用に使用されているクローン・データベースである場合、この操作はしないでください。 SYSTEM表領域でない表領域がAUTOセグメント領域管理を使用している場合は、UNDO表領域を作成してください。
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ORA-01571: REDOバージョンstringにはOracleバージョンstringとの互換性がありません。
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原因: このソフトウェア・バージョンでは、現行のREDOログを読み込めません。クラッシュ・リカバリが必要か、またはメディア・リカバリの必要なオフライン・データベース・ファイルがあります。ファイル名が表示されている場合、メディア・リカバリが必要です。
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処置: 一度停止して、互換性のあるソフトウェアを使用して再起動してください。必要なメディア・リカバリを行い、データベースをオープンしてください。一度停止して、現行のソフトウェアを使用して再起動してください。ファイルを削除する場合は、DROPオプションを指定してそのファイルをオフラインにし、このチェックをスキップしてください。
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ORA-01591: インダウト分散トランザクションstringがロックを保持しています。
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原因: 準備状態で機能していない2フェーズ・コミット・トランザクションによってロックされているリソースにアクセスしようとしました。
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処置: DBAはpending_trans$および関連する表を確認して、コーディネータおよびコミット・ポイントに対するネットワーク接続を修復してください。適時修復できない場合は、コミット・ポイントの担当DBA(わかっている場合)またはエンド・ユーザーに正しい結果について問い合せるか、あるいは経験則デフォルトが指定されている場合はこれを使用し、経験則COMMITまたはABORTコマンドを発行して分散トランザクションのローカル部分を完了してください。
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ORA-01616: インスタンスstring(スレッドstring)はオープンされています - 使用不可にできません
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原因: スレッドがクローズされていません。スレッドを使用した最後のインスタンスが、スレッドをオープンしたまま停止しました。クローズしないかぎり、スレッドを使用不可にはできません。クラッシュ・リカバリまたはインスタンス・リカバリには、スレッドが必要です。
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処置: データベースがオープンしている場合は、インスタンス・リカバリはスレッドをただちにクローズします。しばらく待機してください。それ以外の場合は、データベースをオープンすると、クラッシュ・リカバリによってスレッドはクローズされます。
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ORA-01623: ログstringはインスタンスstring(スレッドstring)の現在のログです - 削除できません
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原因: スレッドがクローズされていても、そのスレッドの現行のログは削除できません。通常、使用不可となっているスレッドは現行のログを持っていません。ただし、不完全に使用不可にされているスレッドは、再度使用不可にする必要があります。
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処置: データベースがオープンされていない場合、スレッドを使用不可にしてください。データベースがオープンされており、インスタンスがスレッドをオープンさせる場合、インスタンスにログ・スイッチを要求できます。データベースがクローズされている場合、ログを消去またはアーカイブしてログ・スイッチを強制できます。
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ORA-01682: 読取り専用データベースでは表領域stringに一時領域の割当てはできません。
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原因: 一時領域(一般にソート用)が、主記憶域またはテンポラリ・ファイルのいずれにも割り当てられませんでした。指定された表領域からの領域を割り当てようとしましたが、データベースが読込み専用でオープンされています。データベースのオープンには、ソート作業領域が必要です。
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処置: 主記憶域に十分な作業領域を割り当てるか(SORT_AREA_SIZE初期化パラメータ)、一時表領域を作成してからデータベースを読込み専用にしてください。 ALTER TABLESPACE ADD TEMPFILE文を使用して、テンポラリ・ファイルを一時表領域に追加してください。
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ORA-01792: 表またはビューに指定できる最大列数は1000です。
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原因: 1001列以上ある表またはビューを作成しようとしたか、列を追加しすぎたため許容できる最大の列数1000を超えました。表にある未使用の列も最大列数1000に含まれることに注意してください。
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処置: CREATEコマンドが原因でエラーが発生した場合、コマンドの列数を少なくして再実行してください。 ALTER TABLEコマンドが原因でエラーが発生した場合は、次のいずれかを実行してください。1) 表に未使用の列が含まれていた場合は、ALTER TABLE DROP UNUSED COLUMNSを実行してそれらの列を削除してから新しい列を追加してください。2) コマンド内の列数を減らしてから再発行してください。