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ORA-38739: フラッシュバック・ログ・ファイルは制御ファイルよりも新しいものです。
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原因: フラッシュバック・データベースのログ・ファイル内の制御ファイル変更順序番号が、制御ファイル内の番号より大きくなっています。これは、誤った制御ファイルが使用されたことを示しています。このエラーが繰り返されると、実際の問題を修正しなくてもエラーが発生しなくなることに注意してください。データベースをオープンしようとするたびに、制御ファイル変更順序番号は十分な大きさになるまで更新されます。
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処置: FLASHBACK DATABASEは、現行の制御ファイルとともに使用する場合のみ使用できます。使用できない場合は、かわりにリストアと不完全リカバリを実行する必要があります。
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ORA-38753: データファイルstringをフラッシュバックできません; フラッシュバック・ログ・データがありません。
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原因: FLASHBACK DATABASEを試行しましたが、フラッシュバックの時間をカバーするのに十分なフラッシュバック・ログ・データがファイルにないため失敗しました。ファイルがフラッシュバック生成に対応していなかったか、フラッシュバックの時間範囲中のいずれかの時間にフラッシュバック生成がオフになっていました。
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処置: ファイルをフラッシュバックできません。ファイルをオフラインにするか表領域を削除してから、FLASHBACK DATABASEコマンドを続行してください。
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ORA-38765: フラッシュバック・データベースを読取り専用でオープンできません。
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原因: データベースのフラッシュバック後に完全リカバリを実行しましたが、データベースを読取り/書込み両用アクセスでオープンできないか、FLASHBACK DATABASEコマンドが失敗しました。
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処置: データベースのフラッシュバック後に完全リカバリを実行した場合は、データベースを読取り/書込み両用アクセスでオープンしてください。FLASHBACK DATABASEコマンドが失敗する場合は、コマンドの失敗の原因を修正してコマンドを再試行するか、リカバリしてデータベースを読取り/書込み両用アクセスでオープンしてください。
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ORA-38768: データファイルstringのサイズ変更に失敗しました
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原因: フラッシュバック・データベースによってデータファイルを縮小(サイズ変更)しようとしたときに、オペレーティング・システム・エラーが発生しました。ファイルの自動拡張などのファイル拡張を元に戻すために、フラッシュバックによってファイルが縮小されました。
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処置: データベースをリカバリして以前の状態に戻すか、オペレーティング・システム・エラーの原因を修正してフラッシュバックを再試行してください。それが不可能な場合は、ファイルをオフラインにしてFLASHBACKコマンドを再試行できます。バックアップからファイルをリストアしてロールフォワードする必要があります。
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ORA-38771: フラッシュバック・リカバリによって、名前の付いていないデータファイルが制御ファイルに追加されます
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原因: FLASHBACK DATABASEのリカバリ・ステップ時に、制御ファイルに追加できないデータファイルが作成されました。新しいデータファイル用の制御ファイルにエントリが1つ追加されています。このファイル名はUNNAMEDnnnnとなり、nnnnはファイル番号です。ファイルの作成に使用された元のファイル名は、関連するエラー・メッセージでわかります。
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処置: 制御ファイルのファイル名を変更するか、ALTER ALTER DATABASE CREATE DATAFILEコマンドを使用してリカバリに適したファイルを作成してください。ファイルをリカバリしない場合は、FOR DROPオプションを指定してそのファイルをオフラインにしてください。フラッシュバックのリカバリ・ステップを再開するには、FLASHBACK DATABASEコマンドと同じSCNまたはタイムスタンプを使用してRECOVERYコマンドを入力してください。たとえば、RECOVER AUTOMTAIC DATABASE UNTIL CHANGE <flashback-scn>です。
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ORA-38776: フラッシュバック生成を開始できません - フラッシュ・リカバリ領域が使用不可です
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原因: データベースのマウント時に、RVWRプロセスはフラッシュバック・リカバリ領域が使用不可であることを検出しました。 DB_RECOVERY_FILE_DESTは、データベースがマウントされていないときに、NULLに設定するか、INIT.ORAファイルから削除する必要があります。
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処置: フラッシュバック・データベースでは、フラッシュ・リカバリ領域が使用可能でなければなりません。 DB_RECOVERY_FILE_DESTとDB_RECOVERY_FILE_DEST_SIZE初期化パラメータを設定してフラッシュバック・リカバリ領域を使用可能にするか、ALTER DATABASE FLASHBACK OFFコマンドでフラッシュバック・データベースをオフにします。
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ORA-39102: マスター・プロセスstringが初期化を終了する前にタイムアウトしました。 マスター・エラー:
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原因: 名前がリストされているマスター・プロセスが起動しましたが、許可されている制限時間内に初期化を完了しませんでした。
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処置: 実行可能な処置は、次のエラー・メッセージのいずれかを参照してください。また、障害が発生した処理がないかトレース・ログでチェックしてください。ログが作成されている場合は、障害に関する追加情報があるかどうかを確認してください。可能であれば、エラーを修正し、操作を再試行してください。エラーが再度発生する場合は、オラクル社カスタマ・サポート・センターに連絡してエラーを報告してください。
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ORA-39103: ワーカー・プロセスstringが初期化を終了する前にタイムアウトしました。 ワーカー・エラー:
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原因: 名前がリストされているワーカー・プロセスが起動しましたが、許可されている制限時間内に初期化を完了しませんでした。
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処置: 実行可能な処置は、次のエラー・メッセージのいずれかを参照してください。また、障害が発生した処理がないかトレース・ログでチェックしてください。ログが作成されている場合は、障害に関する追加情報があるかどうかを確認してください。可能であれば、エラーを修正し、操作を再試行してください。エラーが再度発生する場合は、オラクル社カスタマ・サポート・センターに連絡してエラーを報告してください。
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ORA-39107: マスター・プロセスstringは起動プロトコルに違反しました。 マスター・エラー:
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原因: 名前がリストされているマスター・プロセスが起動しましたが、作成中のプロセスが初期化を終了したことを通知する前に終了しました。
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処置: 実行可能な処置は、次のエラー・メッセージのいずれかを参照してください。また、障害が発生した処理がないかトレース・ログでチェックしてください。ログが作成されている場合は、障害に関する追加情報があるかどうかを確認してください。可能であれば、エラーを修正し、操作を再試行してください。エラーが再度発生する場合は、オラクル社カスタマ・サポート・センターに連絡してエラーを報告してください。
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ORA-39108: ワーカー・プロセスstringが起動プロトコルに違反しました。 ワーカー・エラー:
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原因: 名前がリストされているワーカー・プロセスが起動しましたが、作成中のプロセスが初期化を終了したことを通知する前に終了しました。
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処置: 実行可能な処置は、次のエラー・メッセージのいずれかを参照してください。また、障害が発生した処理がないかトレース・ログでチェックしてください。ログが作成されている場合は、障害に関する追加情報があるかどうかを確認してください。可能であれば、エラーを修正し、操作を再試行してください。エラーが再度発生する場合は、オラクル社カスタマ・サポート・センターに連絡してエラーを報告してください。
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ORA-39140: ダンプ・ファイル"string"は、ジョブstringに属しています
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原因: ダンプ・ファイル・セットが複数のファイルで構成されている場合、インポート操作ではそれらすべてのファイルを指定する必要があり、どのファイルも同じエクスポート・ジョブで作成されたものでなければなりません。 指定されたファイルの1つが元のダンプ・ファイル・セットに属していません。 たとえば、その他のファイルとは異なるエクスポート・ジョブで作成されたファイルの場合などです。
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処置: メッセージで示されたダンプ・ファイルを削除し、特定のエクスポート・ジョブで作成されたダンプ・ファイルの完全なセットのみを指定して、インポート操作を再試行してください。
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ORA-39141: ダンプ・ファイル"string"は、ダンプ・ファイル"string"の複製です
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原因: ダンプ・ファイル・セットが複数のファイルで構成されている場合、インポート操作ではそれらすべてのファイルを指定する必要があります。 指定されたファイルの1つが、セット内の別のダンプ・ファイルの複製であることが判明しました。 これは、ダンプ・セットのファイルがオペレーティング・システム・ユーティリティでコピーされた場合や名前が変更された場合、また同じダンプ・ファイルが誤って別のコピー先に2回以上コピーされた場合などに発生します。
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処置: メッセージで示されたダンプ・ファイルを削除し、特定のエクスポート・ジョブで作成されたダンプ・ファイルの完全なセットのみを指定して、インポート操作を再試行してください。