伸慧: 少し時間潰すか |
テレビ: 皆さんリラックスしてください はい だんだん瞼が重くなってきすま |
千佳: これでほんとうかな なんか嘘っぽいよね |
テレビ: さらに重くなってきます |
美羽: じゃ さ 試しにやってみる |
千佳: いやだよ |
美羽: 私かかってみたい |
千佳: かかるほうな だってさ 催眠術かかると突然眠くなったり 遊びたくなったり |
その場のおもいつきだけでのものいったりするんだよ かかりたいと思わない |
千佳: でいうえ美ちゃん 普段からそうじん じゃ 行くよ |
美羽: いつでも来い |
千佳: あなたはだんだん眠くなる 眠くなる 眠くなる 誰もエビぞりになれとは言ってないけど |
美羽: え そうだけ でも なんかおなかが背中にくっつく感じはしたよ |
千佳: それ単におなかへってんでしょう |
美羽: やっぱし じゃ 今度はあたしが千ちゃんに |
千佳: 私 |
美羽: なんと千ちゃんを佐竹に変えて見せます |
千佳: いや ちょっとまって あ そうだ ちょっとトイレへ |
美羽: こら 逃げるな |
アナ: 助かりましたわ |
茉莉: ほんとうに |
美羽: じゃん |
茉莉: 千 千佳ちゃんなの ほんとうだ 美羽ちゃん 凄い |
千佳: あのね 茉莉ちゃん |
美羽: まったく将来が心配だよ |
千佳: お前が一番心配だ |
伸慧: すみません 今日の限定ってやつ何個残ってます |
テレビ: 紫ものモンブランですって |
美羽: 美味しいそう |
テレビ: じゃ一口食べてみましょう |
美羽: ケーキ食べたいな ね 食べたいよね |
千佳: 食べたいけどそのお金ないし |
美羽: お小遣い |
千佳: だからないし |
美羽: 千ちゃん手を出してみ |
千佳: これでどうしろって |
美羽: うん とね |
千佳: 渡してから考えてるし |
美羽: つまり催眠術で |
千佳: かかんないってば |
茉莉: ええ 私じゃなくて ジョン |
美羽: あなたは今からケーキを買いに行きたくなる よし そのままケーキ屋さんにgo だ それなら 千ちゃんはケーキを買い |
千佳: 佐竹でしょう |
美羽: 千ちゃんが二匹 |
千佳: あのね つうか二匹ってそれも違う |
美羽: じゃ こっちの千ちゃん あなたは催眠術がきくようになる |
千佳: だからその催眠術はきかないんだって |
美羽: あ もう なんでだれも催眠術にかかんないんだよ かかろうよ 一人くらい |
アナ: どう言われましてもね |
茉莉: あのね 私たちがたまだまかからなかっただけで もしかしたらこの広い空の下の何処かにはかかる人がいるかも かも知れないな なんて |
美羽: 何処ぞの誰かあなたはケーキが食べたくなる |
伸慧: お 千佳 今何処 うち ほかの皆は は そう ちょうどよかった |
あのさい いま湖のさ 休憩所 そこにいるから 全員つれておいで |
千佳: あ 遠いよ なんで急にそんな |
伸慧: 違う違う そう言うことじゃなくて 全員 こい |
千佳: たく 強引なんだから じゃ アナちゃんと茉莉ちゃんはバスで行ってもらって |
私と美ちゃんは自転車で行くから バス降りたところで一回待ち合わせ |
美羽: えー 私もバスがいいよ |
千佳: あなたは自転車に乗りたくなる |
美羽: 千ちゃん大丈夫 催眠術なんてきくわけないじゃん |
茉莉: ではお先に |
千佳: パンクしてる |
美羽: ありゃ どうする |
千佳: お姉ちゃんは何考えてんだか 人の都合なんかちっとも考えない人なんだから |
ちょ ちょっと |
美羽: 勝 美羽ちゃんの勝ち |
千佳: あのね 勝手に知らない人と競争してどうするんのよ |
美羽: もっとプライド高く持たなきゃいいか ほお 楽そう |
千佳: もう 一人で飛ばしたりしないで 一緒に行こうよ プライドないじゃん |
美羽: 一等賞 負け 修行した前 |
千佳: あのな |
アナ: あの 大丈夫ですか |
千佳: なんとか |
美羽: じゃ 罰ゲームね |
千佳: なんでよ |
美羽: だって 千ちゃんびりげつだし 「びりげつ 拖后腿」 |
茉莉: そうだ 美羽ちゃん バス代先貸した分返してくれる |
美羽: ないけど |
茉莉: そ そんな困るよ |
美羽: じゃ 千ちゃんよろしく |
千佳: こら 美ちゃん 後で立て替えるから先に出て こら 待って |
美羽: 待つもんか |
伸慧: おせぇなあいつら 何やってんだ |
アナ: ここ北に向かえばいいんですのね |
茉莉: うん えーと 西がwestどしょう 東がeast じゃ 北は |
アナ: north snowの逆で 冷たいから 北って覚えらればいいんですわ |
茉莉: えー そうか あれ ね snowの逆だったらかえって熱くない |
アナ: あれ snowって雪ですよね 冷たい雪の逆だから えーと あれ そう言われて見れば |
可笑しいですわね そんなはずありませんのに south逆だthsouだから |
茉莉: ね 北ってどっちだっけ アナちゃん分かる アナちゃん知ってると思ったんだけど |
アナ: 私は茉莉ちゃんが知ってると思ってましたわ |
茉莉: えーと えーと アナちゃん 私たちどっち行けばいいだっけ |
千佳: 美ちゃん もういい加減に交替してよ 「交替 こうたい」 |
美羽: もうちょいいってから |
千佳: だってさ あたしわけずっと走ってるんだよ |
美羽: まあ そうだね |
千佳: 勘弁してよ 美ちゃんほど体力甘いってないんだしさ |
美羽: そりゃいけないな その際もっと鍛えよ let’s running「鍛える きたえる」 |
伸慧: たく あいつら何処ほっつきあるいてんだ |
茉莉: あ 疲れた |
アナ: あと少しですわ 頑張りましょう |
茉莉: その前にもう少し休ませて |
アナ: しょうがないですわね |
茉莉: あ ジョン |
アナ: あ ちょっと待って |
茉莉: ジョン だめ |
アナ: だからちゃんとつないとかないといけませんって言ってるのに |
伸慧: 変だな 携帯にもでねぇで何してんだ |
茉莉: ジョンってば お願い 待って すみません そのこ捕まえてください |
伸慧: えーと 千佳と美羽はどうだ |
千佳: 暑い 疲れただるい |
美羽: まあ 千ちゃんにしてはよくがんばったかな |
千佳: あのね |
美羽: じゃ もう一踏ん張り行ってみようか |
千佳: 喉渇いた ジュース買っていい |
美羽: お金持ってないよ私 |
千佳: 知ってるよ |
美羽: じゃ いいけど |
千佳: この後美ちゃん走る番だからな 私はもういやだよ |
美羽: 軟弱だ千ちゃんは |
千佳: そういう問題じゃないっしょう |
伸慧: あれ 千のやつもでねぇ 可笑しいな |
千佳: ジュース飲んだら交替だよ いい |
美羽: はい はい そんなにキックボードで遊びたいなら早く言えばいいのに 「キックボード 滑板车」 |
千佳: そうですか えーと どれにしようかな さっぱりするのがいいな |
おいくら何でやんね |
茉莉: ありがとございます よかった |
外国人: Oh You are welcome so cute |
茉莉: 外国の人だ アナちゃん お願い |
アナ: ちょっと だから私は |
外国人: You are not Japanese Would you tell me the way to the 城北 library |
「城北 じょうほく」 |
アナ: あの あの わたくし I can’t speak English |
外国人: Oh my god |
茉莉: アナちゃん 今この人図書館に行きたいって言ったと思うんだけど |
アナ: 言ってること分かったの |
茉莉: うん 多分 |
アナ: どう どうして |
茉莉: ずっと勉強してるから アナちゃんと一緒に |
アナ: そうでしたわね |
茉莉: 図書館なら私知ってるし 案内してあげようよ ジョンを捕まえてくれたんだし |
何かお礼しなきゃ |
アナ: 茉莉ちゃんはそう言うなら 構いませんけど |
茉莉: えーと たしか向こう over there may be です |
外国人: Thank you very much |
アナ: 情けないですわ |
伸慧: たく 何やってんだあいつら やってらんね 帰るぞ もう |
茉莉: はい もしもし |
伸慧: 茉莉ちゃん 何処へ行っちゃったんだよ 分かんないから結局一緒しちゃったよ |
茉莉: あの |
伸慧: 外国人を案内している 何だそれ |
茉莉: それが話すと長いんだけど あのね |
伸慧: ジョンを捕まえてくれたお礼に図書館まで案内したあげてんのね |
じゃさ 私がそっち行けばいい いいよ いいよ 迎えに行くからじっとしてて |
むしろ動かないで 頼むから はいはい たく 茉莉ちゃんもアナちゃんも |
あのね 美羽と千佳と まだぶらぶらしてんのかいあいつらは もしもし |
美羽: はいはい 伸慧お姉ちゃん こっちら美羽ちゃんです |
伸慧: はい こら 何してんだよ いつまで人待たせれば |
美羽: あのね 今スワン乗ってるやつは コッポラ発見 千ちゃん追跡に開始 |
千佳: ちょっと やめようよ |
伸慧: おい 美 |
千佳: すみません |
美羽: お姉ちゃんもおいでよ 凄い楽しいよ あのね 場所はね 湖の |
伸慧: いいから すぐこっち来い |
美羽: 楽しかった |
千佳: もう 美ちゃんっでば調子に乗るんだから |
美羽: 千ちゃんだってけっこう面白がってだくせに |
アナ: でも みんなが無事に揃えてよかったですわ |
茉莉: そうだよね |
千佳: で 急に呼び出したりして何だったの お姉ちゃん |
伸慧: なんだっけな ケーキを奢ってやろうと「奢る おごる」 |
美羽: これだ 五円玉の力だ |
伸慧: と思ったけど やめた |
千佳: お姉ちゃん |
伸慧: 帰る |
美羽: 罰ゲームだって追跡だってスワンボートで遊んだりとかだってしったのに |
伸慧: 知らん |
千佳美羽: お姉ちゃん |
皆: 御馳走様 |
店員: ありがとうございました |
千佳: 美味しかった |
アナ: あれ 中に何が入ってたんでしょうね |
茉莉: 柿じゃない 「柿 かき」 |
アナ: 季節感たっぷりでしたわね |
伸慧: 気まぐれなんか起こすもんじゃねぇな たく |
千佳: お姉ちゃん |
アナ: 御馳走様でした |
茉莉: とても美味しかった |
千佳: お姉ちゃん このお店をよく知ってたね |
美羽: じゃ みんな帰ろうか |
アナ: ジャンが逃げ出した時はほんとにびっくりしましたわ |
茉莉: あたしも |
アナ: でも あの人は優しい方でよかったですよね |
千佳: ねえ 美ちゃんボート使わないなら返してよ |
美羽: いやだ 私乗るもん |
千佳: 乗ってないじゃん |
美羽: これから乗るし |
茉莉: ねえ 見て見て |
アナ: なんですの |
茉莉: お花 お花が咲いてる |
千佳: え 本当 |
アナ: 可愛いですわね |
美羽: 花ってこな所にも咲くんだ |
千佳: そりや咲くでしょう |
美羽: だってさ こんな雑草ばっかしの所に咲いてるなんて 偉いなお前 |
茉莉: これ 何って言う花だろう |
千佳: 家に帰ったら調べて見ようか |
伸慧: お前ら単純でいいよな |
千佳: お姉ちゃんにはこういうのは分かんないよね |
伸慧: ほら 早く帰るぞ |
皆: はい |