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全敗も当然バラバラだった反町ジャパン

【北京五輪サッカー男子 日本01オランダ】反町ジャパンが屈辱の未勝利で北京五輪を終えた。サッカー男子五輪代表は13日、1次リーグ最終戦でオランダと対戦し、01で敗れた。すでに1次リーグ敗退は決まっていたが、後半28分にPKで決勝点を奪われ、最後に意地を見せることすらできずに3連敗。オーバーエージ枠が導入されて現行の大会制度になった92年バルセロナ五輪以降、4度目の出場で初の未勝利での敗退となった。

4年に1度の大舞台は最悪の結果に終わった。後半28分に本田圭の 与えたPKで失点。相手とほぼ同数の11本のシュートを放ちながら、最後まで得点力不足に泣いた。メダル獲得を目標に掲げた戦いは、3戦全敗で終えん。反町監督は「悔いはありません。2年間で選手たちのプロ意識を高める手助けをした自負はある」と強がったが、世界の壁はあまりにも厚かった。

じふ 1 自負】自分の才能や仕事に自信をもち、誇らしく思うこと。また、その心。

 最終戦で指揮官と選手の間にもできてしまった。試合前に反町監督から「オランダはうまいから前からボールを取りにいかなくていい」との指示が出たが、選手は無視。本田圭は「オレの考えは違った。何人かの選手に前からいって相手を圧倒しようと話したら、賛同してもらった」と証言した。試合後は森本がサポーターにあいさつするチームに加わらずに足早にロッカーに引き揚げるなど、後味の悪い最終戦となった。

  06年8月のチーム発足後、通算17勝8分け10敗と勝ち越しながら、アジア以外との対戦は2勝3分け8敗と大きく黒星が先行。水本主将は「この悔しさを次につなげないといけない」と唇をかんだ。屈辱を教訓に変えられるかどうかは、若い選手たちの今後の奮起に懸かっている。

星野監督、熱血抗議であわや退場

北京五輪1次リーグ(13日、キューバ4-2日本、五ケ松球場)初体験の重圧に、闘将の気迫が空回りしたのか。九回無死一塁、里崎がカウント2-1から ハーフスイングを取られ、空振り三振。「振ってないじゃないか! ノー、ノー!!」。星野監督が怒鳴り声を上げて、ベンチを飛び出した。

 通訳を伴って、ラミレスロサク球審(メキシコ)に詰め寄る。抗議半分、選手交代半分で近寄った。球審は右手を挙げて退場のジェスチャー。あわてて「交代」と説明して事なきを得た。だが、これこそ初めて経験する五輪の洗礼だった。

 「あれは(審判の)ミステークや。ピンチヒッターというたけども、言葉のミステーク。試合? 見ての通り」

  最後まで流れをつかめなかった。エースと頼んだダルビッシュが、王者キューバに飲み込まれた。乱調につられたように、打線がキューバ先発ベラの変則投法 に交わされた。一回無死一、二塁の好機を逃し、2度追いつきはしたが、四回、六回と主将宮本がまさかの2打席連続併殺打。少ないチャンスを生かす、ス モールベースボールも空転した。

 「切り替えていかないとな

 試合後、ベンチで2つ手をたたいて選手をねぎらった。そして短く、次戦への決意を語った。スタンドではかわいい孫が観戦。夏休みの絵日記を、日の丸と金メダルで彩らせたい。だが星野監督がめざす頂点は、イバラの道の先にある。

 

<五輪フェンシング>太田選手、楽しんで開花日本初メダル

【北京木戸哲】「努力の天才」が大きな一歩を刻んだ。13日、フェンシング男子フルーレの太田雄貴選手(22)が日本のフェンシング勢として初めて銀メダルを獲得した。「最大限の力は出せた。喜んでいいと思う」。闘志をむき出しにして強豪に挑み、日本のフェンシングの歴史を変えた若武者は、誇らしげにメダルを掲げた

 「雄貴ファイト」「あきらめるな」。観客席から声援が飛ぶ。剣さばきのスピードは世界トップレベル。一瞬のすきをつきポイントを奪うたびに、太田選手は雄たけびをあげ、ガッツポーズを繰り返した。決勝戦で力尽きた後、両手を挙げて声援に応えた。

  ファンの層が薄いフェンシング。太田選手は常々、「競技人口が増えないとピラミットの頂きも高くならない」と語り、自らのメダルでメジャー化を目指していた。準決勝後には「メダルの色がひとつ違うだけで、国民の皆さんの記憶に(フェンシングが)残るか残らないかが確定する試合。最大限の努力をする」とも話していた。
ピラミット pyramid
 小学3年の子供の日。元選手の父義昭さん(55)に家庭用テレビゲーム機を買ってもらったのと引き換えに、本格的に剣を握った。与えられた目標は「3000日特訓」。おたふく風邪になっても手の指を捻挫しても、練習を休むことは許されなかった。
おたふく風邪 流行性耳下腺炎(じかせんえん)の俗称
 京都平安中に入学した春。寺院に泊まり込んで行われた学校行事に、太田選手は剣を持参しなかった。「持って来て」。連続練習記録が途切れそうになると、泣きながら義昭さんに電話伝え、境内を使って親子で剣を交え。「やらされている」という意識は消えていった。
境内特に、神社・寺院の敷地内。
 平安高校では高校総体3連覇。高2の冬に全日本選手権で最年少優勝を飾り、「史上最強の日本人」と呼ばれた。「努力を続ける才能があった」。中学高校の恩師、竹内智一教諭(48)は言う。

 初出場だった04年アテネ五輪。準々決勝進出を逃したその日、落ち込む間もなくスタンドから世界の強豪の戦いぶりを研究した。「4年後に対戦するかもしれないから」。引退が近いベテラン選手には目もくれず、若手の試合だけに見入った。

 だが、アテネ後は順風満帆(じゅんぷうまんぱん)ではなかった。練習を続けるうちに息が詰まり、強くなっている実感がなくなった。フェンシングを辞めようとすら考えた。

 大学2年の冬。初めて練習を休み、4200日を超えていた連続練習記録に自ら終止符を打った。20歳を過ぎて休むことの大切さを知り、目標に向けて再び歩み始めた。「歴史に名を残したい」。そんな思いで、2度目の五輪に臨んだ。

 「恥ずかしいけど、頑張りましたと一言伝えたい」。試合後、そう語った。連続記録は途絶えても、父への感謝は忘れていない。

 

猫の抜け毛で可愛い雑貨づくり

人間も衣替えをする5月頃から夏までは猫の抜け毛の季節。庭にごっそり毛が落ちていることもあるし、とある経緯から我が家で可愛がっている半野良猫など、手で軽くなでるだけで毛が空に舞うほどの抜けっぷりだ。

つるむ つむみたい つるみがる
さてこの猫、常に他の猫とつるみたがり、他の猫に冷たくされたり、「1匹になりたい」とばかりに去っていかれるたび我が家にやってきては、「ニャーン(訳: 膝に乗りたいよ)」とアピールしてくるほどの1匹でいられない猫なので、どんなに忙しい時でも日に1回は膝に乗せてブラッシングしてやるのがいつの間にか習慣になってしまった。しかし毎日ブラッシングをしているのにとめどなく毛は抜ける。8月に入ってもまだまだ盛んに抜けていて、いつかはげるのでは?と心配になるくらいだ。

そんなわけで日々ブラッシングと掃除に励みつつ、猫の抜け毛を何かに利用できないものだろうか?と、掃除と同じくらい熱心に考えていた。過去のコネタ犬の抜け毛でつくるセーターについて紹介されていたが、周囲に愛猫の抜け毛を丸めてボールをつくっている人は結構多い(まさに毛玉)。「じゃあそのうち丸めてみようか」などと思っていたある日、猫毛フェルトでつくったかわいい指人形を紹介しているブログ「猫のおきて」を発見。猫の抜け毛でこんなに可愛い雑貨をつくることができるなんて……と感激し、早速私もつくってみることにした。
フェルト felt

作者の馨歩さんによると「小1時間、長くても2時間もあれば完成するお気軽な手芸です」とのこと。材料用具と、大まかなつくり方のステップは次のとおり。

(材料と使用する用具)
抜け毛提供猫/猫のブラッシング用品(ラバーブラシ、櫛など)/糸、ひもなど/段ボール紙ラップ/幅広のセロハンテープ/はさみ/鉛筆またはペン/毛糸洗い用洗剤/タオル/アイロンとアイロン台、当て布ビーズ/刺繍糸または毛糸/木工用ボンド爪楊枝または竹串

(作業ステップ)
1) 猫の抜け毛を収集2)指人形の型紙をつくる3)型紙をラップとテープでくるむ4) (3)でつくった型を猫の抜け毛でくるむ5)洗剤をかけて表面をこする6)ゆすいで、水気を切る7)アイロンをかけ、圧縮し、乾かす8) 中の型紙を外す9)尻尾をつくる10)表面のけばをカットし、形を整える11)首輪や顔を付けて仕上げる
詳しい工程はこちらに、写真つきでわかりやすく説明されています。

私 は外を歩き回っている半野良猫の毛を使用したので、抜け毛を溜めておく際、缶に小さな防虫剤を入れて保管したが、特に衛生上の問題はなかった。室内猫なら ばそんな心配もないだろうし、洗剤をかけてこする作業工程に「水で洗う」も含まれるので、なんとなく安心できる気がする。また、白や黒などの単色でなく、 茶色と黒が混じり合った毛色のいわゆるサビ猫の毛を使用したのだが(写真下左)、それなりに仕上げることができた(写真下右)。市販されている原毛フェル トを併用すれば、そっくりの毛色につくり上げることも可能かもしれない。

いずれにせよ、可愛がっている猫の毛で雑貨をつくれるというのは、かなり楽しい作業。抜け毛の季節、是非愛猫にそっくりな指人形をつくってみてはいかが?
(磯谷佳江/studio woofoo

 

世界で大人気の意外な有名人~加勢大周編

「加勢大周が台湾で人気」という話はよく聞く。

日本でかつて大人気だった彼、今ではあまり見なくなっているけど、なぜ台湾で人気なのか。
どれほど人気なのか。
気になっていたとき、7月に放送されたのが、TOKYO MXの番組『Tokyo, Boy 23日で行く週末台湾の旅』だった。

ここで加勢は、「台湾スペシャリスト」として登場。1997年に台湾ドラマ「菅芒花的春天」で人気爆発となり、以降、4本の台湾ドラマに出演し、半年ほど台湾に住み込んだこともあるという説明がされていた。

それにしても、驚くべきは、番組中で披露された彼の意外な素顔の数々!
日本のドラマでは決して見たことのない笑顔を振りまき、馴れ馴れしいほどに、饒舌にしゃべり倒しているのだ。
まず1日目。台北市内の「士林夜市」で、「ここに来たらオレは楽しいなんてもんじゃない!」と妙な日本語ながら、強烈な説得力で語る彼。
「臭豆腐食べよう、臭豆腐食べよう、臭豆腐食べよう」となぜか3連呼し、日本人にとってはハンパじゃない臭さのソレを、満面の笑みでパクついていたのは、脱帽だった。
さらに、ちょっとグロテスクな「鴨の頭」を口中に頬張り、ボリボリ食らうのも、サマになっていた。身も心も台湾になじみきっているのか、さすが台湾マスター。

夜市では、現地の人たちに写真撮影をせがまれる場面もあり、特に日本文化が好きだという女性には「日本文化のどこが好きなの? 何が好きなの?  SMAP以外で何が好き? 食べ物とかさ」と、ためグチの早口で質問攻め。
ま た、「超燃える」と言う射的ゲームでは、100100中という異常な能力を発揮し、景品を「松村さん(松村邦洋)にあげよう」などと呟いて、意外な交友 関係まで暴露してくれていた(同じくTOKYO MXで、アラウンド40の男たち三人が奥多摩で12日のキャンプを行うという番組で共演したばかりら しい)。

さらに2日目。観光客がほとんどいない、川を泳いで行く「烏来露天温泉」では、あけっぴろげの脱衣所に大興奮。
「え~、うそっ、ここで着替えるのォ? うそでしょう? こうやって着替えるんだよォ~? え~うそっ、は~んっセクシー!!!」とおどけるシーンも。あれ、加勢大周って、こんな人でしたっけ……

「えび釣り」に挑戦する場面でもまた、やけに饒舌に、たたみかけるように、カメラ目線でこう語っていた。
「美味しそうでしょう? 美味しそうじゃないのっ、美味しいのっ! だって、自分で釣って、自分で焼いて自分で食べるんだよ? それがたった300元で可能になるの」
「ホーウ!」「ヨォーホ!」「ヒョーウ!」みたいな雄たけびを随所であげる天真爛漫さ。
オネエ言葉のようなやわらかな口調人あたりと、馴れ馴れしく思えるほどの近い距離感。
どれもこれも、今まで知らなかった加勢大周の新たな魅力である。

ちなみに、そんな彼、台湾ではどんな人気なのかと思い、台北の書店やオタクビル、夜市などで、ブロマイドや雑誌、CDDVDを探したものの、まったく見つからず……。あるのは、やはりジャニーズ関連商品ばかりだった。

「台湾マスター加勢大周」は、台湾では有名な俳優なのだろうけど、キャーキャー言われるアイドル的人気とは別のようでした。
(田幸和歌子)

 

<五輪競泳>北島、二百平も「金」 2大会連続2冠達成!

 北京五輪は第7日の14日、当地で競泳男子二百メートル平泳ぎの決勝を行い、世界記録保持者の北島康介(25)= 日本コカーラ=が、2分7秒64の五輪新で大会2連覇を果たした。北島は11日に決勝があった百メートル平泳ぎと合わせ、04年アテネ五輪に続く2種目制覇を達成。2大会連続の同一個人種目2冠は日本選手初という快挙だった。五輪通算4冠は、自己の持つ3冠を塗り替える、競泳の日本史上最多記録。今大会で日本勢が獲得した金メダルは5個になった。

安楽死拒まれた男性自殺 仏、大統領の書簡受け

 【パリ14日共同】安楽死が非合法のフランスで、重病の男性(23)がサルコジ大統領に安楽死の権利を認 めるよう求める手紙を送ったが、否定的な返事を受け取り間もなく自殺したことが13日、分かった。男性の自殺により、安楽死の是非をめぐる論議が高まりそ うだ。欧州ではオランダやベルギーで安楽死が合法化されている。男性は6歳から脳や骨格筋などに異常が生じるミトコンドリア病に苦しんでいた。

<五輪競泳>北島金に母校の生徒ら「やったー」

 北島康介選手の母校、東京都文京区立文林中学校(渡辺尚美校長)では14日、生徒ら約500人が体育館に設置された大画面のスクリーンの前で声援を送った。2個目の金メダルが決まると、総立ちになり「やったー」と両手を突き上げた。

 在校生や卒業生、同じく北島選手の母校、同区立千駄木小学校の児童らが集まった。「必勝」と書かれたうちわを手に画面に見入り、登場すると声を合わせて「北島頑張れ」。最後(150メートル)のターンをトップで折り返すと、児童らが興奮して跳びはねた。

 小学校、中学校を通じて同級生で友人の会社員、新田拓也さん(26)は「普段は良い意味でおちゃらけているが、やると決めたら全力で立ち向かう。すごいの一言」と語った。

 千駄木小6年、鈴木絵律子(えりこ)さん(11)は2年前、母校を訪問した北島選手と握手して以来の大ファン。「世界制覇」と書かれた手作りのはちまき姿で「感動して涙が出そう」と喜んだ。【真野森作】

<小学校侵入>元教諭が無罪主張 東京地裁

 運動会の児童の写真を撮影しようと東京都世田谷区の小学校に侵入したとして、建造物侵入罪に問われた元小学校教 諭、渡辺敏郎被告(35)は14日、東京地裁(神田大助裁判官)の初公判で「立ち入りが悪いこととの認識はなかった」と述べ、弁護側は「建造物侵入の故意 はなかった」と無罪主張した。

 起訴状によると、渡辺被告は6月1日午後1時40分ごろ、世田谷区代沢の区立小学校の敷地内に許可なく侵 入した。検察側は冒頭陳述で、渡辺被告は児童の元気な姿を見ることで性的し好を満たす性癖があり、運動会の児童の写真を撮影しようと考えたと指摘した。ま た、保護観察中に無許可で、子供の写真を撮るためベトナムやインドネシアに旅行していたことを明らかにした。

 渡辺被告は起訴事実の認否で「子供たちの可愛い姿を見たかったが、性的し好を満たす目的はなかった。写真を撮ることには悪いことをしている後ろめたさがあった。申し訳ないことをした」と述べた。

 渡辺被告は交通事故死した子供の生前の写真を自分のホームページに無断転載したなどとして、著作権法違反などで昨年7月、懲役2年6月、保護観察付き執行猶予5年の有罪判決を受け確定している。【北村和巳】

サンディアレンさん死去 世界一背が高い女性

 サンディアレンさん(ギネスブックで世界一背が高い女性と認定された米国人)AP通信によると、13 日、米インディアナ州の施設で死去、53歳。死因は不明だが、糖尿病などを患っていた。ギネスブックは死去を悼む声明を出した。声明などによると、アレン さんの身長は2317センチ。下垂体の異常による成長ホルモンの働きで、10歳ごろに2メートル近くまで身長が伸びた。(ニューヨーク共同)

土佐礼子、重圧「特にない」 北京へ向けて出発

 北京五輪の女子マラソン代表の土佐礼子、男子短距離代表の末続慎吾らが14日、北京へ向けて成田空港から出発した。もう1人の女子マラソン代表の中村友梨香も同日、関西空港から北京へ出発した。土佐は欠場を決めた野口みずきについては無言だったが、出場が中村と2人になったことについて「(重圧は)特にない」と話した。レースについては「無事にやるだけ。頑張ります」と落ち着いた表情で述べた。

サッカー:「ブラジルごう慢」ユニフォーム交換拒否

北京オリンピックの男子サッカー1次リーグ最終戦で中国代表はブラジル代表と対戦し、03で敗れた。この際にブラジル代表の大半が中国側とのユニフォーム交換を拒否したため、波紋が広がっている。14日付で浙江在線が伝えた。

 ただしロナウジーニョ選手やシウヴァ選手など一部は交換に応じたという。浙江在線によると、ブラジル代表は2002年に開催された日韓ワールドカップ(W杯)の時にも対戦した中国代表とのユニフォーム交換を拒んだことがあるという。

 中国代表のある選手は「こちらのレベルが低すぎるからブラジル代表は交換したいとさえ思わないのだろう」と述べた。これに対して浙江在線は「ブラジル代表は明らかにごう慢さを増した」と指摘した。写真は中国対ブラジル戦の様子。(編集担当:麻田雄二)

<五輪競泳>北島連続2冠 王者「最強」を証明

 【北京木戸哲】王者は裏切らなかった。14日、競泳男子二百メートル平泳ぎに出場した北島康介選手(25) が、百メートルに続いて二つ目の金メダルを獲得した。世界新は逃したものの、ライバルに格の違いを見せつけた。「この喜びをみなさんと分かち合いたい」。 涙もない、雄たけびもない、静かな勝利。アテネ後の4年間、不振にも泣いた。「もう1回この場所に戻ってこられるとは思わなかった」。そう万感を込めた。

 タオルでスタート台を丁寧にふく。プールに身を乗り出すようにして右腕を伸ばし、指先で水面に触れる。この日も、まるで身を清めるかのように、その指をなめてから、北島選手はスタートに備えた。

 飛び込んでから、最後までライバルたちを引き離した。ゴールの直後、右手で大きくガッツポーズしたが、記録表示を見て、首を小さくかしげた。世界新という真の敵に敗れたことが悔しかったのか……

  出会ったころは一流どころか「四流」だった。元日本水泳連盟競泳委員の河合正治さん(63)が、初めて北島選手を見たのは11年前のことだ。北島選手が 通っていたスイミングスクールに依頼され、中学3年だった北島選手の泳ぎを水中で撮影したビデオを詳細に分析した。中学生の全国大会で百メートルと二百 メートルを制したとはいえ、とても世界に挑戦できるタイムではなかった。

 「平泳ぎなんかやめたらどうだ」。河合さんは初対面の少年を冷たく突き放す一方で、世界トップクラスの選手たちの泳ぎの特徴を説明し、深すぎて水の抵抗が大きいキックの仕方を変えるよう助言した。北島選手は、モニターに映る自分の泳ぎに食い入るように見入っていた。

  1年後。再会した北島選手は、百メートルで約2.5秒、二百メートルでは5秒以上もタイムを縮めていた。再び水中映像を見た河合さんは驚いた。引き足が浅 くなり、別人のようなキックになっていたからだ。北島選手は1年前の助言を忘れず、自分で考えながら足の運びを工夫していた。

 「康介ほ ど上を目指す思いが強く、自分で考える選手は日本にはいない」と河合さんは言う。高校3年で百メートルの日本記録を塗り替え、00年シドニー五輪の出場権 を獲得すると、北島選手はすぐに世界記録を狙い始めた。日本新も五輪も、一つのステップと考えているようだった。

 今年6月の競泳ジャパンオープン。プールに現れた北島選手のTシャツには、こう書かれていた。「泳ぐのは僕だ 是我在遊泳」。英国メーカー製高速水着「レーザーレーサー」の着用を巡って競泳界が揺れる最中の大会だった。

 数日後、自身の公式ホームページにメッセージを寄せた。「水着は大切ですが、泳ぐのは選手です。北京で世界の代表と勝負して結果を出したい」

 母に連れられてスイミングクラブに通い始めたのは、ちょうど20年前。進化を続けてきた北島選手は、自らの泳ぎで自身が最強であることを証明してみせた。

 「優勝できたことに感謝します」。レース後のインタビューでは、上気することもなく、落ち着いた表情でそう言い、王者はプールを後にした。

 泳ぎの技術完ぺき

 72年ミュンヘン五輪で百メートル平泳ぎで金、二百メートルで銅を取った田口信教鹿屋体育大教授(コーチング学)は、北島選手の2種目2連覇について、次のように語った。

 水泳というのはいわば無差別級の世界。1メートル90センチ前後の選手たちの中で、1メートル78センチの彼が勝つこと自体すごいことだ。

 しかも、平泳ぎ二百メートルの運動量は百メートルの5倍と言われ、陸上なら短距離と長距離の違いがある。後者は無酸素持久力の勝負となるが、前者はいかに酸素を体内にうまく取り込むかがカギ。両方で勝つのは難しい。

 すべては彼の泳ぎの技術に尽きる。口で言うのは易しいが、誰も真似できないほどの完ぺきさでやり切る。

  2連覇はまさにプロの仕事だ。プロフェッショナルは、人びとの期待を絶対に裏切らない、ということ。僕らの時代のアマチュアリズムとは違う精神を感じる。 僕は百メートルで金を取り、ホッとして気持ちが緩んだ。彼も二百メートル予選6位の時、ヒヤッとしたはずだ。そうした気持ちをすぐに立て直すプロの精神に 敬意を表したい。

 

テレビ制作会社社員ら逮捕 大阪府警、社内で大麻譲渡容疑

 テレビ番組制作会社の社員ら2人が、社内で大麻を譲渡したなどとして、大阪府警に大麻取締法違反容疑で逮 捕されていたことが14日、分かった。府警薬物対策課と大阪水上署によると、逮捕されたのは「東京サウンドプロダクション」(東京都港区)の社員高原淳 (36)と元派遣社員山名清久(43)の両容疑者。調べでは、高原容疑者は同社内などで2回、山名容疑者に乾燥大麻を譲り渡した疑い。

弱い男子柔道4年後どうなる?伝統を重んじすぎたツケ

【北京=久保武司】女ばかりが、なぜ強い-。女子柔道70キロ級の決勝が行われ、上野雅恵(29)がアテネ五輪に続きV2を達成した。すでに、メダル獲得数で五輪史上最低が決まっている男子とは対照的に、女子は63キロ級谷本歩実(27)に続き、上野が連夜の金の舞。エルナンデス(キューバ)を朽ち木倒しで一本勝ちにしたシーンは、日本中のイライラを吹き飛ばした。

 日本のお家芸は、完全に女天下に変わった。谷本に続き、70キロ級でも上野が堂々の金メダル。

 それに比べて情けないのが男子だ。この日もアテネ銀の90キロ級、泉浩(26)は2回戦でカズシオナに一本負け。敗者復活戦にも回れず敗退。66キロ級、内柴正人の金でなんとか面目を保っているが、5階級を終えて獲得メダルはその1個だけで、あと2階級を残し、五輪男子柔道史上最低の3個以下が確定した。就任8年目の斉藤仁監督は顔面蒼白(そうはく)。「いつか腹を切らないとな」と辞意を表明しているが、そんなに簡単な問題ではない。

  男子が弱いのは、訳がある。日本が伝統を重んじた武術としての「柔道」にこだわりすぎているからだ。投げて、抑えて、一本で勝つことを目指す日本に対し、 欧州ではすでに柔道とは言わずに「ジャケットレスリング」という呼称もある。パワーでポイントを稼ぐ「JUDO」に、日本の男子は完全に制圧されている格好だ。

 国際柔道連盟に加盟しているのは199カ国。日本の競技人口は20万人台だが、フランスは60万人を超えている。柔道連盟の関係者は「ジュニアの育成以前に、柔道をやる子供たちが減っている」と頭を抱える状況だ。

  重量級で日本が優位を保っているのは「海外の選手で大柄な選手は技のキレがないから、タイトルを辛うじて守っているが、それだって時間の問題かもしれない」と話す関係者もいる。海外では、まだまだ大柄で運動神経豊富な人材は柔道以外の競技を選んでいるから-ということなのだ。

 対照的に女子は、谷本、上野が「一本にこだわる」柔道で五輪V2を達成し、このところポイント柔道に徹していた谷亮子は銅メダルに終わった。女子柔道のパワー化は、まだ一本柔道が通用する段階とみていいのかもしれない。しかし、谷本、上野も引退を示唆し、次世代も一本にこだわる柔道で世界と戦えるかは未知数だ。

 北京五輪の終了後には、1ポイントを加算される「効果」が廃止される方向にある。それでも、「JUDO化」の大きな流れが変わることはないだろう。大幅な世代交代が予想される4年後のロンドン五輪で、日本発祥の伝統競技は、「JUDO」に取り残される危機にある。

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