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ORA-12704: キャラクタ・セットが一致しません。
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原因: 次のいずれかの原因によるエラーです。
- 演算子または組込み関数の文字列オペランド(NLSPARAMS引数以外)のキャラクタ・セットが同じではない。
- nlsparamsオペランドがデータベース・キャラクタ・セットと一致していない。
- データベース・キャラクタ・セット以外のキャラクタ・セットを含む文字列データが、その文字列データを予期していなかった組込み関数に渡された。
- CHR()またはCSCONVERT()の第2の引数が、CHAR_CSでもNCHAR_CSでもない。
- INSERT文のVALUES句またはUPDATE文のSET句の文字列式に含まれたキャラクタ・セットが、値を挿入する列のキャラクタ・セットと同じではない。
- 表を作成するときにDEFAULT句に指定された値のキャラクタ・セットが、列に対して宣言されたキャラクタ・セットと同じではない。
- PL/SQLファンクションの引数が、対応するパラメータのキャラクタ・セット要求に適合しない。
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処置: なし
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ORA-12899: 列stringの値が大きすぎます(実際: string、最大: string)
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原因: 列を値つきで挿入または更新しようとしましたが、その値が列の幅の限度を超えています。列の名前が指定され、値の実際の幅とその列の幅として許容される最大値も指定されています。この列について文字長としての意味付けが有効であれば幅は文字数で通知されますが、それ以外の場合、幅はバイト数で通知されます。
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処置: SQL文の正当性を検査してください。挿入(更新)元および挿入(更新)先となる列のデータ型を確認してください。挿入(更新)先列の幅を広げるか、挿入(更新)元列のサブセット(部分列)を使用してください。
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ORA-13707: 開始スナップショットstringまたは終了スナップショットstringのどちらかが不完全であるか、主要統計が欠落しています。
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原因: 開始スナップショットまたは終了スナップショットのどちらかが欠落しているか削除されています。あるいは、開始/終了スナップショットの作成中にエラーが発生しました。
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処置: AWRがこれら2つのスナップショットによって実行されているか確認するか、またはDBA_HIST_SNAP_ERRORを調べて、開始/終了スナップショット内にどの表が欠落しているかを確認してください。 そのビュー内のERROR_NUMBER列およびアラート・ログを併用して、失敗した理由を突き止めて、今後そのような失敗を防ぐための必要な処置を行ってください。 有効な開始/終了スナップショットを持つ別のスナップショット範囲で、ADDMの実行を試行してください。
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ORA-13711: 範囲[string~string]内のスナップショットの一部で、主要統計が欠落しています。
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原因: 指定された範囲内のスナップショットを1つまたは複数撮っている間に、一部のAWR表にエラーが発生しました。 欠落している表(ADDMによって検索される主要な表の1つ)が、ADDMの実行を不可能にしています。
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処置: DBA_HIST_SNAP_ERRORを調べて、指定されたスナップショット範囲内にどの表が欠落しているかを確認してください。 そのビュー内のERROR_NUMBER列およびアラート・ログを併用して、失敗した理由を突き止めて、今後そのような失敗を防ぐための必要な処置を行ってください。 不完全なスナップショットが含まれない別のスナップショット範囲で、ADDMの実行を試してください。
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ORA-14048: パーティション・メンテナンス操作は他の操作と結合できません
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原因: ALTER TABLEまたはALTER INDEX文でパーティション・メンテナンス操作(たとえば、MOVE PARTITION)を他の操作(たとえば、ADD PARTITIONまたはPCTFREE)と結合しようとしましたが、これは許可されません。
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処置: ALTER TABLE文またはALTER INDEX文で、パーティション・メンテナンス操作のみが指定されていることを確認してください。パーティションの処理、パーティション表/索引のデフォルトの属性または表の名前の変更(ALTER TABLE RENAME)以外の操作は、他の操作と組み合せることができます。
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ORA-14056: パーティション番号string: PCTUSEDとPCTFREEの合計が100を超えています。
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原因: このパーティション番号(パーティションは1から順に番号付けされる)のパーティションのPCTUSEDとPCTFREEの合計が100を超えています。このパーティションのPCTUSEDまたはPCTFREE(あるいはその両方)値が明示的に指定されていない場合は、パーティション表またはパーティション索引のデフォルト値が使用されます。また、パーティション表またはパーティション索引に対するデフォルトのPCTUSED値またはPCTFREE値(あるいはその両方)が指定されていない場合は、システム・デフォルトが使用されます。
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処置: パーティションのPCTUSEDとPCTFREEの合計が100を超えていないことを確認してください。
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ORA-14057: パーティション"string": PCTUSEDとPCTFREEの合計が100を超えています。
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原因: このパーティション名(ユーザーが明示的に指定)のパーティションのPCTUSEDとPCTFREEの合計が100を超えています。このパーティションのPCTUSEDまたはPCTFREE(あるいはその両方)値が明示的に指定されていない場合は、パーティション表またはパーティション索引のデフォルト値が使用されます。また、パーティション表またはパーティション索引に対するデフォルトのPCTUSED値またはPCTFREE値(あるいはその両方)が指定されていない場合は、システム・デフォルトが使用されます。
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処置: パーティションのPCTUSEDとPCTFREEの合計が100を超えていないことを確認してください。
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ORA-14058: パーティション番号string: INITRANS値はMAXTRANS値未満にする必要があります。
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原因: このメッセージに表示されたパーティション番号(パーティションは1から順に番号付けされる)のパーティションでは、INITRANS値の方がMAXTRANS値より大きくなっています。このパーティションのINITRANS値またはMAXTRANS値(あるいはその両方)が明示的に指定されなかった場合は、パーティション表またはパーティション索引に対するデフォルト値が使用されます。また、パーティション表またはパーティション索引に対するデフォルトのINITRANS値またはMAXTRANS値(あるいはその両方)が指定されていない場合は、システム・デフォルトが使用されます。
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処置: INITRANS値(明示的に指定した値、あるいはパーティション表またはパーティション索引のデフォルト値)が、MAXTRANS値より大きくないことを確認してください。
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ORA-14059: パーティション"string": INITRANS値はMAXTRANS値未満にする必要があります。
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原因: このメッセージに表示されたパーティション名(ユーザーが明示的に指定)のパーティションでは、INITRANS値の方がMAXTRANS値より大きくなっています。このパーティションのINITRANS値またはMAXTRANS値(あるいはその両方)が明示的に指定されなかった場合は、パーティション表またはパーティション索引に対するデフォルト値が使用されます。また、パーティション表またはパーティション索引に対するデフォルトのINITRANS値またはMAXTRANS値(あるいはその両方)が指定されていない場合は、システム・デフォルトが使用されます。
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処置: INITRANS値(明示的に指定した値、あるいはパーティション表またはパーティション索引のデフォルト値)が、MAXTRANS値より大きくないことを確認してください。
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ORA-14062: 読取り専用の表領域に表のパーティションが1つ以上あります。
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原因: ユーザーがALTER TABLE文を発行して、読込み専用の表領域にパーティションが1つ以上ある表に対して、既存のVARCHAR2型(またはVARCHAR型)の列をCHAR型(またはCHARACTER型)の列に変更しようとしたか、既存のCHAR型(またはCHARACTER型)の列の長さを増加しようとしたか、またはユーザー指定のデフォルトによって列を追加しようとしました。これは許可されていません。
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処置: 読込み専用の表領域にパーティションが1つ以上あるパーティション表に対して前述の操作を行わないでください。
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ORA-14103: LOGGING/NOLOGGINGはRECOVERABLE/UNRECOVERABLEと使用できません。
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原因: 文に[NO]LOGGING句と[UN]RECOVERABLE句が両方ともあります。これは許可されていません。
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処置: 無効な句を削除してください。RECOVERABLE/UNRECOVERABLEキーワードは使用できません。それぞれLOGGINGおよびNOLOGGINGに置き換えられました。RECOVERABLEおよびUNRECOVERABLEは下位互換性としてサポートされていますが、オラクル社ではLOGGINGおよびNOLOGGINGキーワードの使用をお薦めします。UNRECOVERABLE句と同じ意味を実現するには、NOLOGGINGオプション付きでオブジェクトを作成後、LOGGINGを指定してALTERしてください。RECOVERABLE句と同じ意味を実現するには、LOGGINGオプション付きでオブジェクトを作成してください。
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ORA-14104: RECOVERABLE/UNRECOVERABLEはパーティション表/索引に指定できません。
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原因: パーティション化された表/索引の作成に使用されたCREATE TABLE/INDEX文にRECOVERABLEまたはUNRECOVERABLE句が含まれています。これは許可されていません。
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処置: 無効な句を削除してください。RECOVERABLE/UNRECOVERABLEキーワードは使用できません。それぞれLOGGINGおよびNOLOGGINGに置き換えられました。RECOVERABLEおよびUNRECOVERABLEは下位互換性としてサポートされていますが、オラクル社ではLOGGINGおよびNOLOGGINGキーワードの使用をお薦めします。UNRECOVERABLE句と同じ意味を実現するには、NOLOGGINGオプション付きでオブジェクトを作成後、LOGGINGを指定してALTERしてください。RECOVERABLE句と同じ意味を実現するには、LOGGINGオプション付きでオブジェクトを作成してください。
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ORA-14105: RECOVERABLE/UNRECOVERABLEはこのコンテキストで指定できません。
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原因: このコンテキストでは、RECOVERABLE/UNRECOVERABLE句は無効です。
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処置: 無効な句を削除してください。RECOVERABLE/UNRECOVERABLEは、パーティション化されていない表または索引を記述したCREATE TABLE/INDEX文およびALTER INDEX REBUILD文でのみ指定できます。RECOVERABLE/UNRECOVERABLEキーワードは使用できません。それぞれLOGGINGおよびNOLOGGINGに置き換えられました。RECOVERABLEおよびUNRECOVERABLEは下位互換性としてサポートされていますが、オラクル社ではLOGGINGおよびNOLOGGINGキーワードの使用をお薦めします。UNRECOVERABLE句と同じ意味を実現するには、NOLOGGINGオプション付きでオブジェクトを作成後、LOGGINGを指定してALTERしてください。RECOVERABLE句と同じ意味を実現するには、LOGGINGオプション付きでオブジェクトを作成してください。
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ORA-14114: パーティション表にはオブジェクト、REF、ネストした表、配列データ型を持つ列を含められません
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原因: パーティション表をオブジェクト・データ型(オブジェクト、REF、ネストした表、配列)で作成しようとしたか、またはオブジェクト・データ型の列をパーティション表に追加しようとしました。
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処置: パーティション表ではオブジェクト・データ型はサポートされません。オブジェクトの列なしで表を作成するか、または表をパーティション化されていない表に変更してください。列を追加する場合は、オブジェクト・データ型を使用しないでください。データ型をオブジェクトに変えるために列の属性を変更する場合、その表はパーティション化されていない表である必要があります。
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ORA-14120: DATE列に対するパーティション・バウンドの指定が不完全です。
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原因: DATE列に対するパーティション・バウンドとしての日付を完全に(つまり日、月および年(世紀を含む))指定していない書式の日付表現を使用しようとしました。この書式は、(TO_DATE()関数を使用して)明示的に指定されているか、または(NLS_DATE_FORMATで)暗黙的に指定されている可能性があります。
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処置: DATE列に対するパーティション・バウンドで使用される日付書式が完全な日付指定(たとえば日、月および年(世紀を含む))をサポートすることを確認してください。NLS_DATE_FORMATが完全な年指定(世紀を含む)をサポートしない場合は、TO_DATE()(TO_DATE('01-01-1999'、'MM-DD-YYYY')など)を使用して必要な日付を完全に表現してください。
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ORA-14121: MODIFY DEFAULT ATTRIBUTESは他の操作と組み合せることはできません
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原因: ALTER TABLEまたはALTER INDEX文でMODIFY DEFAULT ATTRIBUTESを他の操作(たとえば、ADD PARTITIONまたはPCTFREE)に組み合せようとしました。これは許可されていません。
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処置: ALTER TABLE文またはALTER INDEX文で、MODIFY DEFAULT ATTRIBUTES操作のみが指定されていることを確認してください。パーティションの処理、パーティション表/索引のデフォルトの属性または表の名前の変更(ALTER TABLE RENAME)以外の操作は、他の操作と組み合せることができます。
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ORA-14130: ALTER TABLE EXCHANGE PARTITIONで一意制約が一致していません
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原因: ALTER TABLE EXCHANGE PARTITIONコマンドで指定されている表の1つに一意制約があり、一致する(キー列と相対する)制約が他の表で定義されていないか、または定義されています。ただし、これは使用可能または有効な(あるいはその両方)相対する最初の表で定義されているものとは異なります。
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処置: ALTER TABLE EXCHANGE PARTITION文で指定されている表の1つで定義される各一意制約に対して、他の表で定義される一致する(キー列に相対した、および使用可能または有効な(あるいはその両方))制約があることを確認してください。一意制約が使用可能な場合、パーティション表で定義されている一意制約がローカル索引を使用することになります。
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ORA-14132: 表はEXCHANGEで使用できません。
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原因: ALTER TABLE EXCHANGE PARTITION | SUBPARTITIONコマンドを発行しようとしましたが、1つ以上の次のような理由のため、パーティション化されていない表がEXCHANGEで使用できません。
- タイプ表である。
- ユーザー定義型列を含む。
- ネストした表の列を含む。
- REF列を含む。
- 配列の列を含む。
- 索引構成表である。
- LOB列を含む。
- ネストした表である。
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処置: パーティション化されていない表が、前述のALTER TABLE EXCHANGE PARTITION | SUBPARTITIONコマンドに対する制限事項のどれにも違反していないことを確認してください。
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ORA-14161: サブパーティション番号string: PCTUSEDとPCTFREEの合計が100を超えています。
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原因: このメッセージにサブパーティション番号(サブパーティションは1から順に番号付けされる)が表示されたサブパーティションのPCTUSEDとPCTFREEの合計が100を超えています。このサブパーティションのPCTUSEDまたはPCTFREE(あるいはその両方)値が明示的に指定されていない場合は、パーティション・レベルでのデフォルト値が使用されます。また、パーティション・レベルでのPCTUSED値またはPCTFREE値(あるいはその両方)が指定されていない場合は、パーティション表またはパーティション索引に対するデフォルト値が使用されます。これらの値も明示的に指定されていない場合は、システム・デフォルトが使用されます。
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処置: サブパーティションのPCTUSEDとPCTFREEの合計が100を超えていないことを確認してください。
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ORA-14162: サブパーティション"string": PCTUSEDとPCTFREEの合計が100を超えています。
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原因: このメッセージにサブパーティション名(ユーザーが明示的に指定)が表示されたサブパーティションのPCTUSEDとPCTFREEの合計が100を超えています。このサブパーティションのPCTUSEDまたはPCTFREE(あるいはその両方)値が明示的に指定されていない場合は、パーティション・レベルでのデフォルト値が使用されます。また、パーティション・レベルでのPCTUSED値またはPCTFREE値(あるいはその両方)が指定されていない場合は、パーティション表またはパーティション索引に対するデフォルト値が使用されます。これらの値も明示的に指定されていない場合は、システム・デフォルトが使用されます。
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処置: サブパーティションのPCTUSEDとPCTFREEの合計が100を超えていないことを確認してください。
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ORA-14163: サブパーティション番号string: INITRANS値がMAXTRANS値を超えています。
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原因: このメッセージに表示されたサブパーティション番号(サブパーティションは1から順に番号付けされる)のパーティションでは、INITRANS値の方がMAXTRANS値より大きくなっています。このサブパーティションのINITRANS値またはMAXTRANS値(あるいはその両方)が明示的に指定されなかった場合は、パーティション・レベルでのデフォルト値が使用されます。また、パーティション・レベルでのINITRANS値またはMAXTRANS値(あるいはその両方)が指定されていない場合は、パーティション表またはパーティション索引に対するデフォルト値が使用されます。これらの値も明示的に指定されていない場合は、システム・デフォルトが使用されます。
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処置: INITRANS値(明示的に指定されたか、またはパーティション・レベル、表レベル、索引レベルでのデフォルト値から作成された)が、MAXTRANS値より大きくないことを確認してください。
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ORA-14164: サブパーティション"string": INITRANS値がMAXTRANS値を超えています。
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原因: このメッセージに表示されたサブパーティション名(ユーザーが明示的に指定)のサブパーティションでは、INITRANS値の方がMAXTRANS値より大きくなっています。このサブパーティションのINITRANS値またはMAXTRANS値(あるいはその両方)が明示的に指定されなかった場合は、パーティション・レベルでのデフォルト値が使用されます。また、パーティション・レベルでのINITRANS値またはMAXTRANS値(あるいはその両方)が指定されていない場合は、パーティション表またはパーティション索引に対するデフォルト値が使用されます。これらの値も明示的に指定されていない場合は、システム・デフォルトが使用されます。
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処置: INITRANS値(明示的に指定されたか、またはパーティション・レベル、表レベル、索引レベルでのデフォルト値から作成された)が、MAXTRANS値より大きくないことを確認してください。
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ORA-14165: MODIFY DEFAULT ATTRIBUTES FOR PARTITIONは他の操作と組み合せることはできません
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原因: ALTER TABLEまたはALTER INDEX文でMODIFY DEFAULT ATTRIBUTES OF PARTITIONを他の操作(たとえば、ADD PARTITIONまたはPCTFREE)に組み合せようとしました。これは許可されていません。
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処置: ALTER TABLE文またはALTER INDEX文で、MODIFY DEFAULT ATTRIBUTES操作のみが指定されていることを確認してください。パーティションの処理、パーティション表/索引のデフォルトの属性または表の名前の変更(ALTER TABLE RENAME)以外の操作は、他の操作と組み合せることができます。
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ORA-14175: サブパーティション・メンテナンス操作は他の操作と組み合せることはできません
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原因: ALTER TABLEまたはALTER INDEX文でサブパーティション・メンテナンス操作(たとえば、MOVE SUBPARTITION)を他の操作(たとえば、MODIFY PARTITION ADD SUBPARTITIONまたはPCTFREE)と結合しようとしましたが、これは許可されません。
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処置: ALTER TABLE文またはALTER INDEX文で、サブパーティション・メンテナンス操作のみが指定されていることを確認してください。サブパーティションの処理、パーティション表/索引のデフォルトの属性または表の名前の変更(ALTER TABLE RENAME)以外の操作は、他の操作と組み合せることができます。
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ORA-14185: 指定した物理属性はこの索引パーティションに対して正しくありません
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原因: ローカル索引パーティションの物理属性の解析時に、予期しないオプションが検出されました。レンジ・パーティションまたはコンポジット・レンジ・パーティションに対する有効なオプションは、INITRANS、MAXTRANS、TABLESPACE、STORAGE、PCTFREE、PCTUSED、LOGGINGおよびTABLESPACEです。ハッシュ・パーティションにはTABLESPACEのみ指定でき、STORE IN()はコンポジット・レンジ・パーティション以外では許可されていません。
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処置: 索引パーティションの物理属性リストから無効なオプションを削除してください。
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ORA-14254: ALLOCATE STORAGEは、(コンポジット・)レンジまたはリスト・パーティション表に指定できません。
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原因: レンジまたはコンポジット・レンジ・パーティション表に対して発行されたALTER TABLE文にALLOCATE STORAGE句を指定しました。これは許可されていません。
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処置: 無効なオプションを削除してください。個々のパーティション/サブパーティションに記憶域を追加する場合は、ALLOCATE STORAGE句をALTER TABLE MODIFY PARTITION/SUBPARTITION文で指定できます。コンポジット・パーティションのすべてのサブパーティションに記憶域を追加する場合は、ALLOCATE STORAGE句をALTER TABLE MODIFY PARTITION文で指定できます。
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ORA-14283: ALTER TABLE EXCHANGE SUBPARTITIONで一意制約が一致しません
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原因: ALTER TABLE EXCHANGE SUBPARTITIONコマンドで指定されている表の1つに一意制約があり、一致する(キー列と相対する)制約が他の表で定義されていないか、または定義されています。ただし、これは使用可能または有効な(またはその両方)相対する最初の表で定義されているものとは異なります。
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処置: ALTER TABLE EXCHANGE SUBPARTITION文で指定されている表の1つで定義される各一意制約に対して、他の表で定義される一致する(キー列に相対した、および使用可能または有効な(あるいはその両方))制約があることを確認してください。一意制約が使用可能な場合、パーティション表で定義されている一意制約がローカル索引を使用することになります。
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ORA-14284: 読取り専用の表領域に表のサブパーティションが1つ以上あります。
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原因: ALTER TABLE文を発行して、読込み専用の表領域にサブパーティションが1つ以上ある表に対して、既存のVARCHAR2型(またはVARCHAR型)の列をCHAR型(またはCHARACTER型)の列に変更しようとしたか、既存のCHAR型(またはCHARACTER型)の列の長さを増加しようとしたか、またはユーザー指定のデフォルトによって列を追加しようとしました。これは許可されていません。
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処置: 読込み専用の表領域にサブパーティションが1つ以上あるパーティション表に対して前述の操作を行わないでください。
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ORA-14296: ALTER TABLE EXCHANGE [SUB]PARTITIONの表ブロック・サイズが一致していません。
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原因: ALTER TABLE EXCHANGE [SUB]PARTITION文で指定された2つの表のブロック・サイズが異なります。索引構成表の場合、索引またはオーバーフロー(あるいはその両方)のブロック・サイズが一致しません。
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処置: ALTER TABLE EXCHANGE [SUB]PARTITION文に含まれる表のブロック・サイズが同じであることを確認してください。索引構成表の場合、2つの表の索引およびオーバーフローのブロック・サイズが一致することを確認してください。
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ORA-14302: 文に指定できるリストは、added-LOB-storage-clausesの1つのみです。
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原因: ALTER TABLE ADD COLUMN文を解析中、added-LOB-storage-clausesの1つのリストが解析されましたが、added-LOB-storage-clausesの別のリストが見つかりました。added-LOB-storage-clausesリストが1つの文に2つ以上存在することはできません。added-LOB-storage-clausesはすべて1つのリストに結合させる必要があります。
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処置: added-LOB-storage-clausesのリストをすべて1つのリストに結合させ、文を再実行してください。
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ORA-14519: string stringの表領域のブロックサイズの競合: 表領域stringのブロックサイズstring [string]が事前に指定/暗示されたstringのstring [string]と競合します。
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原因: パーティション・オブジェクトが複数のブロック・サイズの表領域にまたがるような方法で、パーティション・オブジェクトを作成しようとしました。
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処置: 示されたオブジェクトに対するDDLコマンドに指定されたすべての表領域が、作成されるオブジェクトのパーティションまたはサブパーティションに暗黙的に割り当てられるすべての表領域と同じブロック・サイズであることを確認してください。
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ORA-14520: 表領域stringのブロックサイズ[string]が既存のオブジェクトのブロックサイズ[string]と一致しません。
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原因: 次のいずれかに割り当てられる、指定されたパーティション・オブジェクトのブロック・サイズと異なるブロック・サイズの表領域を要求するDDL文が、発行されました。(1)オブジェクトのデフォルト表領域(または、コンポジット・パーティションが使用されている場合はオブジェクトのパーティション・レベルのデフォルト表領域の1つ)。(2)オブジェクトのパーティション/サブパーティションの1つ。
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処置: パーティション・オブジェクトと同じブロック・サイズの表領域を指定してください。
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ORA-14521: デフォルトの表領域stringのブロックサイズ[string](stringstring用)が既存のstringのブロックサイズ[string]と一致しません。
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原因: 既存のパーティション・オブジェクトのオブジェクト・レベルのデフォルト表領域で、新規のパーティション/サブパーティションの作成を要求するDDL文が発行されました。ただし、オブジェクト・レベルのデフォルト表領域のブロック・サイズがパーティション・オブジェクトのブロック・サイズと一致していません。
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処置: 次のいずれかの処置を行ってください。(1)パーティション・オブジェクトのデフォルト表領域をオブジェクトと同じブロック・サイズの表領域に変更して、DDL文を再試行してください。(2)正しいブロック・サイズの表領域が、作成されたすべての新規パーティション/サブパーティションに指定されていることを確認してください。
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ORA-14522: パーティション・レベルのデフォルトの表領域stringのブロックサイズ[string](string string用)が既存のstringのブロックサイズ[string]と一致しません。
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原因: 既存のコンポジット・パーティション・オブジェクトのパーティション・レベルのデフォルト表領域の1つで、新規のサブパーティションの作成を要求するDDL文が発行されました。ただし、パーティション・レベルのデフォルト表領域のブロック・サイズがパーティション・オブジェクトのブロック・サイズと一致していません。
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処置: 次のいずれかの処置を行ってください。(1)パーティション・オブジェクトの適切なパーティションのパーティション・レベルのデフォルト表領域をオブジェクトと同じブロック・サイズの表領域に変更して、DDL文を再試行してください。(2)正しいブロック・サイズの表領域が、作成されたすべての新規サブパーティションに指定されていることを確認してください。
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ORA-14523: string stringの[サブ]パーティションと表の[サブ]パーティションは共存できません。stringのブロック・サイズ[string]が表のブロックサイズ[string]と一致しません。
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原因: ローカル索引/LOB列のパーティション/サブパーティションが、実表の対応するパーティション/サブパーティションと共存するように要求するDDL文が発行されました。ただし、これは表とLOB列/ローカル索引のブロック・サイズが異なるために許可されません。
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処置: 次のいずれかの処置を行ってください。(1)パーティション・ローカル索引/LOB列にオブジェクト・レベルのデフォルトの表領域(コンポジット・パーティションが使用される場合は、適切なパーティションにパーティション・レベルのデフォルト表領域)を指定して、DDL文を再試行してください。(2)正しいブロック・サイズの表領域が、作成されたすべての新規のパーティション/サブパーティションに指定されていることを確認してください。TABLESPACE DEFAULTおよびSTORE IN(デフォルト)が実表のブロック・サイズと一致しないブロック・サイズのローカル索引に指定されていないことを確認してください。
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ORA-14643: ALTER TABLE EXCHANGE PARTITIONの表とHAKAN要素が一致していません。
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原因: records_per_blockが交換する表の1つのみに対して最小化されたか、または交換する表のHAKAN要素が等しくありません。
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処置: records_per_blockが交換する表の1つのみに対して最小化された場合は、両方の表にNOMINIMIZE RECORDS_PER_BLOCKオプションを指定して表を変更するか、または両方の表にMINIMIZE RECORDS_PER_BLOCKオプションを指定して表を変更してください。HAKAN要素が一致していない場合は、両方の表にNOMINIMIZE RECORDS_PER_BLOCKオプションを指定して表を変更してください。
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ORA-15027: ディスク・グループ"string"内のオープン・ファイルはそのディスマウントと混在できません。
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原因: ALTER DISKGROUP ... DISMOUNTコマンドに、ディスク・グループにオープン・ファイルのあるデータベース・インスタンス・クライアントを持つディスク・グループが指定されました。ディスク・グループは、そのディスク・グループのオープン・ファイルすべてがデータベース・インスタンス・クライアントによってクローズされるまでディスマウントできません。
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処置: このディスク・グループを使用しているすべてのクライアントを停止し、ALTER DISKGROUP ... DISMOUNTコマンドを再試行してください。
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ORA-15033: ディスク'string'は、ディスク・グループ"string"に属しています。
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原因: すでに別のディスク・グループの一部であるディスクをディスク・グループに対してADDオプションで追加しようとしました。または指定されたディスク・グループの一部ではないディスクに対してDROP/OFFLINE/ONLINE /CHECKを実行しようとしました。
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処置: ADDオプションについては、ディスクのパス指定子を確認してください。他のディスク・グループがディスクを使用していないことが確認された場合は、この確認よりもFORCEオプションの実行を優先できます。その他のコマンドについては、指定したディスクの名前を確認してください。
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ORA-16018: stringは、LOG_ARCHIVE_DEST_nまたはDB_RECOVERY_FILE_DESTと一緒に使用できません。
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原因: 非互換性の原因は次のイベントのいずれかです。1)初期化パラメータのフェッチ中に指定されたLOG_ARCHIVE_DEST_n(n=1...10)パラメータを検出したときに、LOG_ARCHIVE_DESTまたはLOG_ARCHIVE_DUPLEX_DESTパラメータが使用中であった。2)初期化パラメータのフェッチ中にLOG_ARCHIVE_DEST_nパラメータを検出したときに、ALTER SYSTEM ARCHIVE LOG START TOコマンドが有効になっていた。3)ALTER SYSTEMコマンドがLOG_ARCHIVE_DESTまたはLOG_ARCHIVE_DUPLEX_DESTパラメータ値の定義に使用されていたときに、LOG_ARCHIVE_DEST_nパラメータが使用中であった。4)LOG_ARCHIVE_DESTまたはLOG_ARCHIVE_DUPLEX_DESTの値を定義するためにALTER SYSTEMまたはALTER SESSIONコマンドを使用しようとしたときに、DB_RECOVERY_FILE_DESTパラメータが使用中であった。
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処置: 互換性のないパラメータ定義を削除してください。
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ORA-16019: stringは、LOG_ARCHIVE_DESTまたはLOG_ARCHIVE_DUPLEX_DESTと一緒に使用できません。
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原因: 非互換性の原因は次のイベントのいずれかです。1)初期化パラメータのフェッチ中に指定されたLOG_ARCHIVE_DEST_n(n=1...10)またはDB_RECOVERY_FILE_DESTパラメータを検出したときに、LOG_ARCHIVE_DESTまたはLOG_ARCHIVE_DUPLEX_DESTパラメータが使用中であった。2)指定されたLOG_ARCHIVE_DEST_nまたはDB_RECOVERY_FILE_DESTパラメータの値を定義するためにALTER SYSTEMまたはALTER SESSIONコマンドを使用しようとしたときに、LOG_ARCHIVE_DESTまたはLOG_ARCHIVE_DUPLEX_DESTパラメータが使用中であった。3)初期化パラメータのフェッチ中に指定されたLOG_ARCHIVE_DEST_nパラメータを検出したときに、ALTER SYSTEM ARCHIVE LOG START TOコマンドが有効になっていた。4) 指定されたLOG_ARCHIVE_DEST_nパラメータ値を定義するためにALTER SYSTEMまたはALTER SESSIONコマンドを使用しようとしたときに、ALTER SYSTEM ARCHIVE LOG START TOコマンドが有効になっていた。
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処置: 互換性のないパラメータ定義を削除してください。
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ORA-16023: システムstringの宛先は、セッションstringと同じ宛先にはできません。
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原因: 最初に指定されたLOG_ARCHIVE_DEST_n(n=1...10)パラメータを変更しようとしましたが、このパラメータは、2番目に指定されたLOG_ARCHIVE_DEST_nパラメータのセッション宛先値と重複する宛先を生成しました。このエラーは、ALTER SYSTEMコマンドを使用してNULLでない値に設定した場合に発生します。または、関連するシステムの宛先値が重複として表示されるため、ALTER SESSIONコマンドを使用してNULL値に設定した場合に発生します。
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処置: 最初に指定されたLOG_ARCHIVE_DEST_nパラメータに異なる宛先値を指定してください。
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ORA-16028: 新たにstringを追加すると、宛先はLOG_ARCHIVE_MIN_SUCCEED_DESTに必要とされる宛先を下回ります。
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原因: 自動アーカイブが使用可能な状態で、指定されたLOG_ARCHIVE_DEST_nまたはLOG_ARCHIVE_DEST_STATE_nパラメータ(n=1...10)の値を、アーカイブ・ログの宛先数を少なくする値に変更して、指定されたLOG_ARCHIVE_MIN_SUCCEED_DEST値未満になるようにしようとしました。
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処置: LOG_ARCHIVE_DEST_nまたはLOG_ARCHIVE_DEST_STATE_nパラメータに対して異なるオプションを選択するか、またはLOG_ARCHIVE_MIN_SUCCEED_DESTパラメータの値を少なくしてください。
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ORA-16053: DB_UNIQUE_NAME stringはData Guard構成にありません。
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原因: 指定されたDB_UNIQUE_NAMEはData Guard Configurationにありません。
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処置: LOG_ARCHIVE_CONFIGパラメータのDG_CONFIG属性が使用可能な場合は、有効なDB_UNIQUE_NAMEを指定する必要があります。有効なDB_UNIQUE_NAMEのリストは、V$DATAGUARD_CONFIGビューで確認できます。この問題は、現行インスタンスのDB_UNIQUE_NAME初期化パラメータと一致しないDB_UNIQUE_NAME属性でスタンバイ宛先以外を指定した場合にも発生します。
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ORA-16065: リモート・アーカイブがスタンバイ宛先で使用禁止になりました。
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原因: リモート・アーカイブREDOログ・ファイルの受信は、対応付けられたスタンバイ宛先のホスト・データベースで使用禁止になりました。
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処置: 適切な場合、対応付けられたアーカイブ・ログ・パラメータを変更して、LOCATIONキーワードでローカル宛先を指定するか、または対応付けられたアーカイブ・ログ宛先を遅延してください。または可能な場合、スタンバイREMOTE_ARCHIVE_ENABLEパラメータをTRUEに設定するか、またはLOG_ARCHIVE_CONFIGパラメータのRECEIVE属性を有効にして、これ以上REDOログ・ファイルのアーカイブが発生する前に、スタンバイ・データベース・インスタンスを再起動してください。
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ORA-16066: リモート・アーカイブが使用禁止になりました。
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原因: アーカイブ・ログ宛先パラメータが、SERVICEキーワードでリモート宛先を指定しました。REDOログ・ファイルのリモート・アーカイブがこのデータベースでは使用禁止になりました。対応付けられたアーカイブ・ログ宛先が使用禁止になりました。
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処置: 適切な場合、アーカイブ・ログ・パラメータを変更してLOCATIONキーワードでローカル宛先を指定するか、REMOTE_ARCHIVE_ENABLE パラメータをTRUEに設定するか、またはLOG_ARCHIVE_CONFIGパラメータのSEND属性を有効にして、これ以上REDOログ・ファイル・アーカイブが発生する前に、データベース・インスタンスを再起動してください。
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ORA-16069: アーカイブ・ログ・スタンバイ・データベースの活性化識別子が不一致です。
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原因: プライマリ・データベースとスタンバイ・データベースの活性化識別子が一致していません。REDOログ・ファイルのリモート・アーカイブが互換性のないスタンバイ・データベース・インスタンスに許可されていません。これは、不適切なアーカイブ・ログをスタンバイ・データベースに適用しようとする場合、またはプライマリ・データベースと一致しないスタンバイ・データベースにアーカイブしようとする場合に発生します。
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処置: ARCHIVE LOG処理を再試行する前に、互換性のある必須のスタンバイ・データベースの作成に必要な対処処置を取ってください。
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ORA-16107: プライマリからのすべてのログ・データが処理されました
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原因: プライマリ・システムで、ログ・ストリームがALTER DATABASE COMMIT TO SWITCHOVER TO LOGICAL STANDBYコマンドで終了しました。
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処置: 次のコマンドのいずれかを発行して、このスタンバイをプライマリにするか、または新規のプライマリからの変更の適用を再開してください。ALTER DATABASE COMMIT TO SWITCHOVER TO LOGICAL PRIMARY; ALTER DATABASE START LOGICAL STANDBY APPLY NEW PRIMARY dblink;
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ORA-16129: サポートされていないdmlを検出しました
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原因: SYSスキーマの表へのDMLは更新されていますが、DDL操作の一部ではありません。これは、DBAアクティビティ、または論理スタンバイがサポートしていないカーネルPL/SQL要求と対応付けられたDMLのために発生する可能性があります。
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処置: 処理される表の名前のDBA_LOGSTDBY_EVENTS表を確認してください。Log Minerを使用してトランザクションを理解し、スタンバイ・システムに補正トランザクションを指定してください。完了後、対応付けられたトランザクションIDでDBMS_LOGSTDBY.SKIP_TRANSACTIONをコールして、適用を再開してください。
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ORA-16140: スタンバイ・オンライン・ログがリカバリされていません
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原因: スタンバイ・データベースにはリカバリされていないREDOを含むオンライン・ログがあります。スタンバイをアクティブにすると、オンライン・ログに含まれるREDOを失います。
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処置: スタンバイ・オンライン・ログをリカバリするには、次のコマンドを発行してください。ALTER DATABASE RECOVER MANAGED STANDBY DATABASE FINISH。その後で、ALTER DATABASE ACTIVATE STANDBY DATABASEコマンドを再発行してください。オンライン・ログをリカバリせずにスタンバイをアクティブにするには、次のコマンドを発行してください。ALTER DATABASE ACTIVATE STANDBY DATABASE SKIP STANDBY LOGFILE。
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ORA-16191: プライマリ・ログを受け渡すクライアントが、スタンバイにログオンしていません
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原因: スタンバイにログオンせずに、または無効なユーザー資格証明を使用して、スタンバイにREDOを発行しようとしました。
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処置: プライマリおよびスタンバイがパスワード・ファイルを使用しており、プライマリとスタンバイの両方のSYSパスワードが同じであることを確認してください。 パスワード・ファイルがアクセス可能であることと、REMOTE_LOGIN_PASSWORDFILE初期化パラメータがSHAREDまたはEXCLUSIVEに設定されていることを確認してから、プライマリまたはスタンバイ(あるいはその両方)を再起動してください。
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ORA-16211: サポートされていないレコードが、アーカイブREDOログで見つかりました。
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原因: 解析できないアーカイブREDOログのレコードが、ログ適用サービスで見つかりました。
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処置: 1. DBMS_LOGSTDBY.INSTANTIATE_TABLEを使用してスタンバイ・データベースの表を再作成するか、または重要でない表であれば削除してください。
2. ALTER DATABASE START LOGICAL STANDBY APPLY;を実行してください。
3. DBA_LOGSTDBY_EVENTSビューのcurrent_scn列を調べて、サポートされていないレコードが含まれているログ・ファイルを特定してください。
4. オラクル社カスタマ・サポート・センターにログ・ファイルを提供してください。
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ORA-16402: ONDEMANDアーカイブを実行するには、FAL_CLIENTおよびFAL_SERVERのサポートが必要です。
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原因: プライマリ・データベースで、アーカイブ・ログの宛先としてTRANSPORT=ONDEMAND属性が指定されました。TRANSPORT=ONDEMAND属性を使用するには、対応するスタンバイ・データベースでFAL_CLIENTおよびFAL_SERVER初期化パラメータを明示的に指定する必要があります。
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処置: このエラーを受け取ったスタンバイ・データベースで、FAL_CLIENTおよびFAL_SERVER初期化パラメータが明示的に指定されていることを確認してください。
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ORA-16516: 実行しようとした操作に対して現在の状態が無効です。
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原因: スイッチオーバー操作およびデータベース状態の変更操作に対して、ブローカからこのエラーが戻される場合があります。スイッチオーバー操作に対してこのエラーが戻された場合、ブローカが次のいずれかの状態と判断しています。
- データベースで変更しようとするロールがオフラインである。
- プライマリ・データベースでログ・ファイルが出力されていない。
- プライマリ・データベースになる予定のスタンバイ・データベースでログ・ファイルが適用されていない。指定されたデータベース状態が無効な場合は、ブローカからデータベース状態の変更操作に対してこのエラーが戻されます。
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処置: スイッチオーバー操作の試行中にこのエラーが戻された場合は、次のことを確認してください。
データベースで変更しようとするロールがオンラインであること。
プライマリ・データベースでログ・ファイルが出力されていること。
スタンバイ・データベースでログ・ファイルが適用されていること。データベース状態の変更操作の試行中にこのエラーが戻された場合は、有効な状態が指定されていることを確認してください。
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ORA-16548: オブジェクトを使用できません
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原因: 使用禁止のData Guardオブジェクト(一般にはデータベース)を変更または問合せしようとしました。また、ブローカにより永続的に使用禁止にされたデータベースを使用可能にしようとしたとき、またはデータベースに対する変更や問合せをしようとしたときにもこのエラーが戻されます。永続的に使用禁止にされたデータベースは、再度使用可能にはできません。ブローカは、データベースの再インスタンス化が必要であることを検出すると、そのデータベースの管理を永続的に使用禁止にします。また、DRCの一意ID順序番号の観点から、ラグの生じるデータベースの管理もブローカにより永続的に使用禁止にされます。
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処置: ブローカによるデータベース管理が永続的に使用禁止にされていない場合は、データベースを使用可能にして要求を再発行してください。
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ORA-16620: 1つ以上のデータベースが削除操作で接続できません
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原因: データベース削除操作またはブローカ構成削除操作の際に、Data Guard Brokerが1つ以上のスタンバイ・データベースにアクセスできませんでした。
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処置: 通常、これは、スタンバイ・データベースがプライマリに応答できないというネットワーク問題を示しています。この状況が発生した場合は、プライマリ・データベースのData Guard Brokerログを確認して、アクセスできなかったスタンバイ・データベースを判断してください。その後、アクセスできなかったスタンバイ・データベースごとに、そのデータベースに接続し、DG_BROKER_START初期化パラメータをFALSEに設定してブローカを停止してください。スタンバイ・データベースに対するブローカが停止した後、STANDBY'S DG_BROKER_CONFIG_FILE[1|2]パラメータ値からData Guard Broker構成ファイルの場所を特定し、ファイルを削除してください。
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ORA-16623: 失効したDRC UID順序番号が検出されました
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原因: ブートストラップまたは健全性チェック操作中に、Data Guard Brokerが失効した順序番号を検出しました。順序番号は、ロール変更が発生するごとに変更されます。ロール変更操作に関与できないデータベースには、最終的に失効した順序番号が付きます。そのデータベースのブローカがブローカ構成を再結合しようとすると、ブローカはロール変更が失敗したものと判断し、そのデータベースの管理を使用禁止にします。そのデータベースは、新しいプライマリに対する有効なスタンバイでなくなる可能性があるため、ブローカにより永続的に使用禁止にされます。
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処置: 永続的に使用禁止になったデータベースのブローカ構成を確認し、再インスタンス化が必要と思われるものを判断してください。
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ORA-16624: ブローカー・プロトコルのバージョンの不一致が検出されました
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原因: ブローカにより、ネットワーク・プロトコル・バージョン番号の不一致が検出されました。当該データベースどうしが同じバージョンのOracleを実行していない場合に、このエラーが発生する可能性があります。ネットワーク・プロトコルのバージョン番号がプライマリと異なるデータベースの管理は、ブローカにより永続的に使用禁止にされます。
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処置: すべてのデータベースでインストールされているOracleのバージョン番号が同じであることを確認してください。すべてのデータベースでOracleのバージョンが同じである場合、永続的に使用禁止になっていたデータベースを一度削除し、ブローカ構成に再度追加してください。
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ORA-16625: プライマリに到達できません
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原因: クライアントから書込み操作が要求されましたが、この要求が出されたデータベースからプライマリ・データベースにアクセスできないため、ブローカが書込み操作を拒否しました。Data Guard Broker構成に対して行われた変更はすべて、プライマリ・データベースのインスタンスで実行されているブローカのコピーが処理する必要があります。
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処置: クライアントの接続先データベースとプライマリ・データベース間のネットワーク接続を確認してください。または、Data Guard Broker構成に含まれる別のデータベースにクライアントを接続し、要求を再試行することもできます。
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ORA-16626: 特定のオブジェクトを使用可能にできませんでした。
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原因: ブローカがオブジェクト(一般にはスタンバイ・データベース)の管理を使用可能にできませんでした。ブローカによるスタンバイ・データベース管理を使用可能にしようとしたときに、スタンバイ・データベースが次の状況にあると、このステータスが戻される可能性があります。
ブローカ構成ファイルでそのデータベース自体の場所を特定できない場合
そのデータベース自体と構成ファイルにある複数のデータベースを区別できない場合
フェイルオーバーのためそのデータベースがプライマリの変更の一部と判断されない場合
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処置: 問題を修正するには、次のいずれかの処置を行ってください。
データベースのホスト名およびSID名が、V$INSTANCEのHOST_NAME列およびINSTANCE_NAME列の値と一致することを確認してください。
同じ接続記述子で複数のデータベースを作成していないことを確認してください。つまり、ブローカ構成内の複数のデータベースが同一の物理データベースを示さないようにしてください。
フェイルオーバーを実行し、古いプライマリ・データベース(または再インスタンス化する必要があったスタンバイ・データベース)を再インスタンス化していた場合は、そのデータベースに対するData Guard Broker構成ファイルが削除されていることを確認してください。ただし、新しいプライマリ・サイトで現在使用されている構成ファイルを削除しないでください。
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ORA-16627: 保護モード全体をサポートするスタンバイ・データベースはありません。
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原因: このステータスは次の場合に戻されます。
構成の保護モード全体を変更しようとしたが、要求された保護モードをサポートする使用可能なオンライン・スタンバイ・データベースが見つからないため、ブローカによりこの試行が拒否された場合
構成を使用可能にしようとしたが、保護モード全体をサポートする使用可能なオンライン・スタンバイ・データベースがないと判断されたため、ブローカによりこの試行が拒否された場合
データベースを使用禁止にするか削除しようとしたが、これを行うと、構成の保護モード全体をサポートできるスタンバイ・データベースがなくなるため、ブローカによりこの試行が拒否された場合
構成をオフラインに設定しようとしたが、これを行うと、構成の保護モード全体に違反するため、ブローカによりこの試行が拒否された場合
スタンバイ・データベースをオフラインに設定しようとしたが、これを行うと、構成の保護モード全体に違反するため、ブローカによりこの試行が拒否された場合
スイッチオーバーを実行しようとしたが、これを行うと、構成の保護モード全体に違反するため、ブローカによりこの試行が拒否された場合
健全性チェック中に、ブローカからこのエラーが戻された場合
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処置: 保護モード全体を変更した場合は、1つ以上のスタンバイ・データベースに新しい保護モードが適用されていることを確認してください。
使用可能にできなかった場合は、1つ以上のスタンバイ・データベースに、現在の保護モード全体をサポートするLogXptMode構成プロパティ設定が含まれていることを確認してください。
削除および使用禁止操作に失敗した場合は、他の1つ以上のスタンバイ・データベースに、保護モード全体をサポートするLogXptMode構成プロパティ設定が含まれていることを確認してください。
状態の変更に失敗した場合は、他の1つ以上のスタンバイ・データベースに、保護モード全体をサポートするLogXptMode構成プロパティ設定が含まれていることを確認してください。構成をOFFLINEに設定した場合は、必要に応じて、事前に保護モード設定を最大パフォーマンスにダウングレードしてください。
スイッチオーバーに失敗した場合は、他の1つ以上のスタンバイ・データベースに、保護モード全体をサポートするLogXptMode構成プロパティ設定が含まれていることを確認してください。構成にプライマリおよび単一のスタンバイが含まれる場合は、プライマリ・データベースに適用されたLogXptMode構成プロパティが保護モード全体をサポートしていることを確認してください。スイッチオーバーの後、古いプライマリはスタンバイになるため、そのLogXptMode構成プロパティ設定が保護モード全体をサポートする必要があります。
健全性チェック・エラーの場合は、1つ以上のスタンバイ・データベースに、現在の保護モード全体をサポートするLogXptMode構成プロパティ設定が含まれていることを確認してください。
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ORA-16635: 送信セッション中に、NetSlave接続が切断されました。
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原因: Data Guard NetSlaveプロセスにより、ブローカ構成内のリモート・データベースに接続できなかったことが検出されました。このエラーは、送信セッションの最中に発生しました。送信セッションでは通常、リモート・データベースに大量のデータ(ブローカ構成ファイルなど)を送信するために、複数の送信操作を必要とします。このエラーが発生した場合は、送信を始めから行う必要があります。
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処置: ほとんどの場合、処置は必要ありません。このような場合は必ず、Data Guard Brokerがデータを始めから送信し直そうとします。問題が繰り返される場合は、最終的にこのエラーがユーザーに報告されます。この場合は、ブローカが管理しているデータベース間のネットワーク接続に、なんらかの問題が発生していることを意味します。さらにネットワークのトラブルシューティングを実行して、実際の問題を特定し、処置を行ってください。
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ORA-16637: インスタンスで、Data Guard Broker構成へのアクセスに失敗しました。
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原因: インスタンスが起動されましたが、そのインスタンスのDMONプロセスがData Guard Broker構成にアクセスできませんでした。DG_BROKER_CONFIG_FILE1およびDG_BROKER_CONFIG_FILE2初期化パラメータが、すべてのインスタンス間で共有されるブローカ構成ファイルを指すように正しく設定されていないと、このエラーが発生する可能性があります。
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処置: DG_BROKER_CONFIG_FILE1およびDG_BROKER_CONFIG_FILE2を、すべてのインスタンス間で共有されるブローカ構成ファイルを指す正しいファイル指定にしてください。DG_BROKER_START初期化パラメータを一度FALSEに設定してからTRUEに設定して、DMONプロセスを再試行してください。
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ORA-16709: スタンバイ・アーカイブ・ログの場所設定はフラッシュ・リカバリ領域と競合しています。
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原因: プライマリ・データベースからの着信アーカイブ・ログを格納するために、スタンバイ・データベースですでにフラッシュ・リカバリ領域が設定されています。この場合は、スタンバイ・アーカイブ・ログの場所の設定にStandbyArchiveLocationおよびAlternateLocation propertiesプロパティを使用できません。Data Guard Brokerが次のいずれかを検出したため、このエラーが発生しました。(1) ユーザーがStandbyArchiveLocationまたはAlternateLocationプロパティを使用して、スタンバイ・アーカイブ・ログの場所を設定しようとした。(2) スタンバイ・データベースで、StandbyArchiveLocationまたはAlternateLocationプロパティに対応するローカルの宛先が、プライマリ・データベースからのアーカイブ・ログを格納するために設定されていた。
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処置: StandbyArchiveLocationまたはAlteranteLocationプロパティを設定しようとしてこのエラーが発生した場合(前述の(1)の場合)は、これらのプロパティを設定しないようにしてください。ブローカの健全性チェック後にこのエラーが発生した場合(前述の(2)の場合)は、スタンバイ・データベースを再度使用可能にして、このエラーを解消してください。
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ORA-16723: AlternateLocationプロパティの設定がログ転送設定と競合しています。
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原因: スタンバイ・データベースはスタンバイREDOログを使用しておらず、ReopenSecsの値が0(ゼロ)以外、MaxFailureの値が0(ゼロ)でスタンバイ・データベースへのログ転送サービスが設定されています。このような設定の場合、ログ転送サービスはスタンバイの宛先を無限に再試行してしまい、代替の宛先に切り替えようとしません。
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処置: 次のいずれかの処置で問題を解決してください。(1) スタンバイ・データベースにスタンバイREDOログを追加する。(2) ReopenSecsプロパティを0(ゼロ)に設定する。(3) MaxFailureプロパティを0(ゼロ)以外の値に設定する。前述のいずれかの処置を実行した後、AlternateLocationプロパティを再設定してください。
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ORA-16775: スイッチオーバー操作のターゲット・スタンバイで、REDOログが欠落しています。
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原因: スイッチオーバー操作で、ターゲットのスタンバイ・データベースに、プライマリ・データベースからのREDOログがすべて揃っていませんでした。この場合は、スイッチオーバーを続行できません。
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処置: SendQEntriesを問い合せて、欠落しているログが何かを確認してください。ログ転送サービスが正しく機能していることを確認してください。プライマリに対していくつかのログ・スイッチを実行し、ギャップ・フェッチ機能が欠落しているREDOログをすべて再発行するまで待機してください。ターゲットのスタンバイ・データベース上で欠落しているREDOログがなくなった場合、SWITCHOVERコマンドを再発行してください。
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ORA-16788: 1つ以上のデータベース構成プロパティ値を設定できません
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原因: データベース・リソース・ガードがALTER SYSTEMまたはALTER DATABASEコマンドを発行して、データベース構成プロパティ値をデータベースに設定しようとしたときに、エラーが発生しました。このエラーの一般的な原因は次のとおりです。a) ログ転送関連のプロパティ値に構文エラーがある。b) LogArchiveTraceの値が許容範囲を超えている。c) データベース互換性が9.0.0.0.0以上に設定されていないため、STANDBY_FILE_MANAGEMENTデータベース初期化パラメータをAUTOに設定できない。
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処置: Data Guard Brokerログを確認し、問題のあるプロパティを判断して正しく再設定してください。
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ORA-16795: データベース・リソース・ガードはデータベースの再インスタンス化が必要であることを検出しました。
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原因: フェイルオーバーまたはスイッチオーバーの実行中に、予定されたロール変更に基づいて、データベース・リソース・ガードでデータベースの再インスタンシエーションの必要性が検出されました。データベース・リソース・ガードにより、問題のデータベースは新しいプライマリ・データベースに対する有効なスタンバイ・データベースにはならないと判断されました。
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処置: ブローカの指示に従ってデータベースを再インスタンス化(またはフラッシュバック)し、ブローカ構成内の該当データベースのブローカ管理を再び使用可能にしてください。
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ORA-16796: 1つ以上のプロパティをデータベースからインポートできません。
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原因: ブローカ構成に追加しようとしているデータベースのプロパティ値を、ブローカがインポートできませんでした。このエラーは、次のことを意味しています。
DGMGRLのCREATE CONFIGURATIONまたはADD DATABASEコマンドで指定したネットワーク・サービス名では、追加するデータベースにアクセスできない。
追加するデータベースに対して実行中のインスタンスがない。
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処置: REMOVE CONFIGURATIONまたはREMOVE DATABASEコマンドを使用して、構成からデータベースを削除してください。追加するデータベースに対して1つ以上のインスタンスが実行中であること、および指定したネットワーク・サービス名で実行中のインスタンスにアクセスできることを確認してください。その後、CREATE CONFIGURATIONまたはADD DATABASEコマンドを再発行してください。
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ORA-16801: 一部のログ・トランスポートに関連したプロパティに一貫性がありません。
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原因: スタンバイ・データベースにおける1つ以上のログ転送関連の構成可能プロパティ値が、プライマリのログ転送サービス設定と矛盾しています。Data Guard Broker制御の範囲外でユーザーがデータベース操作を行うと、このエラーが発生する可能性があります。
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処置: プライマリのプロパティInconsistentLogXptPropsを問い合せるか、またはData Guard Brokerログを参照して、矛盾しているプロパティを特定してください。プライマリのログ転送設定と一致するように、該当するスタンバイでこれらのプロパティを再設定してください。
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ORA-16802: ログ転送モードはSYNCからダウングレードできません
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原因: 構成がMaximum ProtectionまたはMaximum Availabilityモードになっていて、なおかつプライマリ・データベースがRACデータベースになっているときに、スタンバイ・データベースのログ転送モードをSYNCからASYNCまたはARCHにダウングレードしようとしました。データ保護モードをサポートするために、ログ転送モードがSYNCに設定されているスタンバイ・データベースが他に存在する場合でも、このようなダウングレードは実行できません。
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処置: スタンバイのログ転送モードをダウングレードする必要がある場合は、次のいずれかを実行してください。(1) プライマリ・データベースのすべてのインスタンスを停止し、CLUSTER_DATABASE初期化パラメータをFALSEに設定した状態でインスタンスを1つ再起動する。次に、ログ転送モードをダウングレードし、このインスタンスを停止して、CLUSTER_DATABASEをTRUEに設定した状態ですべてのインスタンスを再起動する。(2) まず保護モードをMaximum Performanceモードにダウングレードする。次に、ログ転送モードをダウングレードしてから、保護モードを再度アップグレードする(これには、プライマリ・データベースの停止と再起動が必要です)。なお、前述の方法が有効なのは、ログ転送モードがSYNCに設定されたスタンバイ・データベースが構成内に1つ以上存在する場合に限られます。
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ORA-16814: スタンバイのAlternateLocationについてのログ・トランスポート設定が正しくありません。
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原因: なんらかのデータベースで、AlternateLocationプロパティ値に関するログ転送設定が間違っていることがData Guard Brokerにより検出されました。次のいずれかにより設定が間違っている可能性があります。(1) AlternateLocationプロパティは空だが、スタンバイへのログ転送にはALTERNATE設定がある。(2) AlternateLocationプロパティは空でないが、スタンバイへのログ転送にはALTERNATE設定がない。(3) AlternateLocationプロパティとログ転送のALTERNATE設定が矛盾している。この矛盾としては、サービス文字列、代替場所のディレクトリ指定、SP_NAME属性などが考えられます。(4) 代替場所に対応するLOG_ARCHIVE_DEST_STATE_nパラメータがALTERNATEに設定されていない。(5) スタンバイがアーカイブ・ログ用にフラッシュ・リカバリ領域を使用しているが、スタンバイへのログ転送にはAlternateLocation用のALTERNATE設定がある。Data Guard Brokerログを参照して、前述のどれがエラーの原因かを特定してください。
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処置: プライマリ・データベースを再度使用可能にして、エラーを解消してください。
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ORA-16815: スタンバイ"string"のAlternateLocationについてのログ転送設定が正しくありません。
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原因: スタンバイ・データベースで、AlternateLocationプロパティ値に関するログ転送設定が間違っていることがData Guard Brokerにより検出されました。次のいずれかにより設定が間違っている可能性があります。(1) AlternateLocationプロパティは空だが、スタンバイへのログ転送にはALTERNATE設定がある。(2) AlternateLocationプロパティは空でないが、スタンバイへのログ転送にはALTERNATE設定がない。(3) AlternateLocationプロパティとログ転送のALTERNATE設定が矛盾している。この矛盾としては、サービス文字列、代替場所のディレクトリ指定、SP_NAME属性などが考えられます。(4) 代替場所に対応するLOG_ARCHIVE_DEST_STATE_nパラメータがALTERNATEに設定されていない。(5) スタンバイがアーカイブ・ログ用にフラッシュ・リカバリ領域を使用しているが、スタンバイへのログ転送にはAlternateLocation用のALTERNATE設定がある。Data Guard Brokerログを参照して、前述のどれがエラーの原因かを特定してください。
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処置: プライマリ・データベースを再度使用可能にして、エラーを解消してください。