一点感想

近年よく耳にする人工知能は何らかの新しい技術に思われるがちだが、実は人工知能という言葉を初めて言い出したのはおよそ60年前のことである。簡単な動きを何度も繰り返しして機能を発揮する機械に、ロジックを加えることはできるのかを考え始めたのは戦時のチューリング氏だった。当時は戦時の秘密文章を簡単に解読されないように暗号化する一方、敵の暗号化された文章を数万種類の組み合わせによって解読するため、機械に複雑な論理性を加え形式推理できるようにした。そうすると、機械は非常に短い時間内で解けないと言われる問題を解決した。頭のいいチューリング氏より高速かつ正確に問題を解けた。機械は人間より賢いのかと当時のチューリング氏の頭の中にそう考えているのだろう。

 近代に戻ると、AIが世間に力を見せたのは2011にアメリカのクイズ番組「Jeopardy!」に参加した選手の一人はIBM社のWatsonというAIコンピュータだった。その結果Watsonは他の選手よりかなり高い点数で勝利を手にしたため、当時の人々は思わずAIの実力に驚いた。

 しかしよく考えみれば、Watsonはただ単に巨大なデータベースから人間より数倍の速さで目標データを検索しているだけで、チューリングが開発された暗号機も歯車の連動で人間より短い時間内のより多くの繰り合わせをたましただけである、このような機械は知能(Intelligence)を持っているとは言いがたい。人間と他の動物に比べより優れたところは言語と文字を持っていることだと言っても過言ではない、生まれてから言葉または視覚から情報を収集しつつあり、これらの情報を脳に伝達し、画像であれば脳の画像処理区域に送り、色や形状そして位置関係などの部分に分けて処理してきた最後にそれぞれの処理結果を集中するように処理すると、人間も目はモノを見えるようになった。このような処理により外部の情報を自分自身の経験にとって脳に存在する。膨大な経験データからある種のパターンを見つけ出し二度と同じようなことまたは似たようなことに会ったとき、過去の経験から推理し新しい対応策を打ち出すのだ。例えば初めて火を見たとき赤くて暖かい色を持つ情報を脳に入り、思わず手で火を掴むだとすると、痛く感じ手を縮んだ、よって今度火を見たとき、過去の経験から考えると、触ったら痛いだろうと推測し、触らないようにした。また、明るい電球を見たら火の経験から明るいものであり、似たような光があるため、このパターンなものは熱いものであろうと触ったことのない電球にも同じ推理で判断できたのが人間の学習能力である。

 コンピュータや機械原理を見ると、プログラマーが書いたプログラムのままに動くため、プログラムに書いてない条件や状況に遭ったら対応できない状況になっている。そうするとプログラマーはさらにプログラムを修正する必要があるので、結局人間の知能をそのまま利用し複雑な分岐条件と検索を繰り返すだけでAIとは言えないだろう。そのため、人間の学習方法や過去の経験からパターンを見つけ出し、今後似たような問題が目の前に現したら以前の経験から問題の解決法を考え出すという流れがアルゴリズムを通じてコンピュータに実現させたい。

 しかし、このような考えを実現するための機械学習やニューラルネットワーク、またはデープランリング、そして我々普段コミュニケーションのために使っている自然言語をコンピュータに理解させるための自然言語処理などの学科は厳密と言われる数学やロジックと様々な数学関係の知識に基づいて構築された学科であるが、1931年に数学公理の不完全性が証明され、AI科学の基盤となる数学が矛盾性を持っていることが分かった。異なる体系の中それぞれの公理と呼ばれる何度も証明されたルールは互いに矛盾している、そうすると、AIのように数学の厳密性に頼って人間の学習方法を真似する学科の厳密性も質疑を招きだろう、結局人工知能の発展に不利な影響を与える。

 また、いくら優れたプログラムやアルゴリズムであろうと、コンピュータの電源を落とし、シャットダウンすると何もならないし、再起動してもコンピュータ自体がシャットダウンされたことやシャットダウン前のことなど覚えることもできない。一方、人間であれば、睡眠をとっても意識があり、起きた後でもさっきは睡眠したことが分かる。このようなチューリングマシンの制限でAIの発展にもう一層壁を立てた。

 現在の数多いレイヤを使ったニューラルネットワークは優れた成果を出しているのだが、AIの予想能力から見るとまだ弱い段階であり、いわゆる弱AI時代(Wake AI)である。以上に述べた制限を突破し人間にもっとも近い機能や知能をコンピュータに持たせるために、脳科学とロボット工学の融合発展は必須だと私は思っている。具体的な映像を見るときと同じ映像を想像するときに脳の同じ所に同じ反応が出るや具体的な文字を想像するとき、毎回同じような脳電流が観察されることもアメリカの研究者が実験で分かった。このように脳の活動を観察し、機械プロセッサとのインターフェースを作れば、脳機融合な新しいプロセッサでAIの能力が飛躍的に発展できるだろう、弱AI時代から強AI時代(Strong AI)への革命的技術になるかもしれない。

 しかしこれはあくまでも極理想的な理論であり、この分野に関しての研究者はまだ懸命に実験や開発に専念している。これを実現するためにより多い学科の連携開発が必要であるが人工知能の発展にとっては避けては通らない道であり、この技術により人間の知能をはるかに超える新しい生物体が誕生できるかもしれません。

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