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みんさんは、恐いものがありますか。誰でも恐いものがあると思います。
五人の若い男たちが、お酒を飲みながら話しています。
八郎、角次、熊吉、源太、善助、いつもの五人で、何が恐いか話しています。
皆さんは何が恐い。俺は長くて細いものが恐いな。蛇とか、鰻とか。
俺は蛙が恐い。
え?蛙が恐い。どうして。
蛙は口が大きくて、それが急に開くから恐いんだ。
熊吉は何が恐い。
象が恐いな。
象か。。。大きいからなあ。でも象の目はやさしいよ。源太、源太は何が恐いんだ。
蟻。
へえー、あんなに小さいものが恐いのか。善助は?
えーと。
教えろよ。ほら、早く、善助。
笑わないか?
え?
言っても笑わないか?
笑わないよ。だから早く言えよ。
本当か?本当に笑うなよ。俺は。。。俺は、饅頭が恐いんだ。
饅頭って、餡子が入っていて甘くて、おいしいお菓子の饅頭かい?
そう、お菓子の饅頭だ。ああ、恐い、恐い。それに、俺は饅頭って言っただけで、気分が悪くなるんだ。うううううう。。。
そういうと、善助はとなりの部屋に行って寝てしまいました。
聞いたか、善助は饅頭が恐いんだと。
聞いた、聞いた。いやあ、知らなかったなあ。
俺も知らなかった。あんなおいしいものが恐いのか。
いい考えがあるぞ。
何だ。
饅頭をたくさん買ってきて、善助のそばに置こう。
ははは。それは面白い。
善助は皆に時々嘘を言います。だから、みんなは、今日は善助が困ることをしてやろうと思いました。善助が恐がる饅頭をそばに置いたら、善助はどうするでしょう。泣くかもしれません。面白いです。
みんなは、饅頭をたくさん買ってきました。そして、善助が寝ている布団のそばに、買ってきた饅頭を置きました。それから、部屋の外で善助が起きるのを待ちました。
あーあ、よく寝た。気分がよくなったぞ。あれ?こんなところに饅頭が。あっ、恐い、恐い、おーい、助けてくれ、誰か、早く。
部屋の外でみんなは笑いました。みんなは戸を少し開けて、部屋の中にいる善助を見ました。すると、善助は「助けて」と言いながら、饅頭を食べています。一つ、二つ、三つ。四つ、どんどん食べて、とうとう全部食べてしまいました。みんなはびっくりしました。
善助が饅頭を食べた。
十個も食べた。
あーあ、おいしかった。
おいおい、善助、饅頭を全部食べたな。なんだ、饅頭が恐いというのは嘘だったのか。
善助、本当に恐いものは何だ。
熱いお茶が恐い。