8 Hibernateとの連携
僕:どうだい。調べものは終わったかい?
手:いえ、Hibernateをネットで調べていたんですけど、僕の苦手な英語のサイトや本ばかりであきらめようと思ってたんですよ。
僕:あきらめるんなんて、君らしくもないね。それに、英語が読めるというのは今のエンジニアにとっては最低限の必須科目だよ。
手:相変わらず 厳しいですね~!
僕:残念なことだけど、この業界の新しい技術は米国からくることが多いし、IT会社は英語が公用語だからね。いろいろな技術をいち早くキャッチアップして仕事に役立てようと思ったら英語は今からでも遅くない。勉強した方が良いよ。
手:それは分かるんですが。なかなか時間がなくて。
僕:う~ん、困ったな。今度、○○(USA超有名なアーキテクト)が来日するんで、歓迎会を兼ねた座談会をすることになったんだが、予算の関係で通訳はいないから君は参加できないかな?
手:いえ!いきます、行きます!今から勉強しますよ。
僕:じゃあ、まずHibernateの調査からだね。なんか分かったら教えてね。
日本には年に数人、海外からトープレベルのプログラムやアーキテクトが来る。
セミナが開かれるのはもちろんだが、日本の有志の方達によって居酒屋などで座談会が開かれたりすることも多い。
そういう座談会にはぜひ潜り込んで、世界のトップレベルの人達が今何を考えているのか探り出そう。
もちろん、そのときには英語が喋れることが必要だ。
それに、英語の文献を読むだけでなく、これからはRubyやSeasarなどのように日本から優れた技術を世界に向けて発言していくことだって視野に入れなければならないと僕は思っている。
そうしたときに、最低限の英語を使いこなせることが必要になってくるはずだ。
何がなんでも経済優先の英語主義というのは、僕のもっとも嫌うところだが、今のところITも含む経済界の公用語としては、僕達に英語以外の選択肢というのはないので、ここは好き嫌いを言わずに頑張ろう。
それに、ほかの言語を話せるというのは英語に限らなくとも、人とのコミュニケーションの幅をきっと広げてくれるしね。
符:
SQLを使う日々
上司:おい、データベースが急遽Oracleに変わったみたいだぞ。データベースアクセスの部分は大丈夫だろうな?
冴えない部下:はい、え?今はMySQLで開発中だからたぶん大丈夫だと・・・あれ、現在日付を取得する関数が違うのか。ここは直さないと(心の声----これくらいデータベースベンダで統一してくれよ?)
上司:じゃあ、ちょっと変えてみてくれ。
部下:(ガチャガチャ:キーボードを叩く音)えーと、これで動くははずですが、ありゃりゃ?
上司:どうした?
部下:あー、insertのときにMySQLnoプライマリキーの自動インクリメンタル(インクリメント)機能を使ってるから、その部分は変えないとだめですね。(ガチャガチャ)
上司:どうだ今日中に直りそうか?
部下:ええと、どうでしょう。影響範囲がわからないので、ちょっとかかりそうです
-----どうだろう、こんな日々は過ごしたくはないものだ。